アイ・オー・データ機器から“Super AG”対応のアクセスポイント「WN-WAG/A」とイーサネットコンバータ「WN-WAG/C」が登場した。どちらも3ポートのスイッチングハブを内蔵しており、複数のクライアントをまとめて接続することが可能となっている。
“Super AG”対応のアクセスポイント「WN-WAG/A」(左)とイーサネットコンバータ「WN-WAG/C」(右) |
「WN-WAG/A」はハードウェアによるリアルタイム圧縮/復元機能によりデータによっては80%近く高速化することが可能という“Super AG”に対応したアクセスポイントで、IEEE802.11aの新チャンネルである“W52/W53”にも対応している。またアセロス社が開発した通信距離を拡大する“XR(eXtended Range)”機能もサポートしているため、障害物などにも強いのが特徴だ。ウリはこれだけではない。1つのアクセスポイントに4つのSSIDを登録できるほか、SSIDごとに優先度設定を行なう“QoS (Quality of Service)”をサポートするため、帯域を確保したい映像ストリーミングなどには通信の優先度を高めるなどの細かな設定が可能。また複数の有線LAN機器を無線で接続する“WDSブリッジモード”や、アクセスポイントと無線LANアダプタとの電波を中継し、直接電波が届かない場所でも無線によるアクセスを可能にする“WDSリピーターモード”を搭載するため、複数台設置すれば家庭内のLAN対応機器を1つのネットワークに結びつけることが可能だ。サイズは94(W)×135(D)×18(H)mm、重さは約165g。価格はTSUKUMO eX.で1万4800円。
パッケージにも記載されているように、1つのアクセスポイントに4つのSSIDを登録できるほか、SSIDごとに優先度設定を行なう“QoS (Quality of Service)”や、複数の有線LAN機器を無線で接続する“WDSブリッジモード”をサポートするのが特徴 | 両製品ともイーサネット経由で給電を受ける“PoE”に対応する |
一方イーサネットコンバータの「WN-WAG/C」は、最大253台の有線LAN機器を無線化できることをウリにする製品。前述の「WN-WAG/A」と同様に“Super AG”に対応したアクセスポイントで、IEEE802.11aの新チャンネルである“W52/W53”にも対応する。セキュリティは“WPA-EAP(TKIP/AES)”や“WPA-PSK(TKIP/AES)”をサポート。また同社の無線LANアクセスポイント「WN-WAG/A」「WN-APG/R」「WN-APG/A」「WN-AG/A」にLANケーブルを直結し、リセットボタンを3秒間押すだけで、導入済みの無線LANアクセスポイントの接続設定をコピーできる“AirPort Quick Copy機能”も搭載する。サイズは約94(W)×135(D)×18(H)mm 、重さは約165g。価格はTSUKUMO eX.で1万4800円となっている。
最大253台の有線LAN機器を無線化できるイーサネットコンバータの「WN-WAG/C」 | どちらの製品も100/10Base-T対応のポートを3つ備えている |