富士通、企業向けパソコン“FMV-LIFEBOOK”の新製品を発表――重量約985gで最薄部18.2mmの“Qシリーズ”『FMV-Q8220』を投入

富士通(株)は13日、企業向けノートパソコン“FMV-LIFEBOOK”の新製品を発表した。同日付けで販売を開始する。

『FMV-Q8220』

今回新たに“FMV-LIFEBOOK”のラインアップに加わったのが“超軽量・超薄型モバイル機”『FMV-Q8220』で、1280×800画素/1677万色表示の12.1インチ液晶パネルを搭載し、重量が約985g(標準バッテリー搭載時)、最薄部が18.2mm(最厚部19.9mm)と、軽量/薄型化が図られているのが特徴。筐体は、外装を高い壁のバスタブ構造にして押しやねじれなどに強くした“ハイウォール・バスタブ構造”や、マグネシウムバックカバー、マグネシウム合金ファンフレーム、チタンヒンジなどを採用し、天面部の全面加圧試験で200kgfをクリアーしたという。液晶パネルにも厚さが0.21mmの極薄ガラスやLEDバックライトが採用されている。そのほか、2段構造の基板を採用し、基板上のICも配置間隔を従来より狭くしたフィレットレスにしたという。バッテリー駆動時間は標準バッテリーで約2.0時間、標準で付属するバッテリーパックLを装着した場合(本体重量は1215g)では約9.5時間となる。

チップセットにはグラフィックス機能を統合したモバイルインテル945GMS Expressを採用し、Core Solo U1400-1.20GHz、512MBのメモリー(PC2-4200準拠/DDR2 SDRAM)、20GBのHDD(Ultra ATA/100)、セキュリティーチップ(TCG 1.2準拠)、指紋センサーなどを搭載し、インターフェースは、1000BASE-T、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン用の専用コネクターが付属)、IEEE 1394(4ピン)、USB 2.0×4、ヘッドフォン(3.5mm径ステレオミニジャック)、マイクイン、無線LAN(IEEE 802.11a/g準拠)などを搭載し、拡張スロットはPCカードスロット(Type I/II×1、CardBus対応)、SDメモリーカードスロットを装備する。電源はリチウムイオンバッテリーまたはACアダプター。本体サイズは幅297×奥行き219×高さ19.9mm(最薄部19.2mm)。OSはWindows XP Professional SP2。価格は29万8000円から。出荷開始は5月中旬。

“FMV-LIFEBOOK”

“FMV-LIFEBOOK”には、A4ハイパフォーマンス機“Hシリーズ”が、Core Duo T2600/T2500と15.4インチUXGA液晶パネル(1920×1200画素)を搭載した『FMV-H8220』、A4ハイスペック機“Eシリーズ”が、Core Duo T2600/T2500/T2300と15インチXGA液晶パネル(1024×768画素)を搭載した『FMV-E8220』とPentium M/Celeron Mと14.1インチXGA液晶パネルを搭載した『FMV-E8120』、A4スタンダード機“Cシリーズ”が、Pentium M/Celeron Mと14.1インチXGA液晶パネルを搭載した『FMV-C8220』、“14.1型大画面スリム・モバイル機”の“Sシリーズ”が、Core Duo T2400/T1300と14.1インチXGA液晶パネルを搭載した『FMV-S8225』とCelron M 380を搭載した『FMV-S8125』、“13.3型大画面スリム・モバイル機”の“Sシリーズ”がCore Solo T1300と13.3インチXGA液晶パネルを搭載した『FMV-S8220』とCeleron M 380を搭載した『FMV-S8120』、B5ファイル・モバイル機の“Bシリーズ”が、Core Solo U1400/超低電圧版Celeron M 423と12.1インチXGA液晶パネルを搭載した『FMV-B8220』などで、直販サイト“WEB MART”で低価格で提供している“FMVバリューシリーズ”には、Pentium M/Celeron Mを搭載し、15.4インチ液晶パネルを搭載した“Cシリーズ”のハイスペックノート『FMV-C6320』や14.1インチXGA液晶パネルのスタンダードノート『FMV-C6220』もラインアップされる。Core Duoの搭載や1000BSE-T対応、液晶パネルなどのグラフィックス面での強化などが特徴となっている。

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