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アップル、Intel Macに対応した『Apple Remote Desktop 3』を発売――AutomatorやSpotlightに対応

2006年04月11日 23時40分更新

文● 編集部

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ARD
『Apple Remote Desktop 3』

米アップルコンピュータ社は11日、デスクトップリモートソフト 『Apple Remote Desktop』(アップルリモートデスクトップ)をアップデートし、ソフトがUniversalアプリケーション化された『Apple Remote Desktop 3』を発売した。価格は、10台まで管理できる“10マネージドシステム版”が3万4000円、台数制限のない“Unlimitedマネージドシステム版”が5万7000円。

学校の授業やサーバーの管理といった、複数台のマシンを1台から管理する場合に役立つソフト。Apple Remote Desktopを使うことで、1台のMacからネットワーク経由で複数台のMacにアクセスして、OSやソフトの操作、ソフトのインストール、オンラインヘルプの提供などを実行できるようになる。VNC(Virtual Network Computing)にも対応しており、Windows、Linux、UNIXなどのシステムを操作することも可能だ。



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Apple Remote Desktop 3の英語版を使い、クライアントマシンのデスクトップを表示したところ

バージョン3では、Mac OS X 10.4に含まれる自動化支援ソフト『Automator』(オートメーター)に対応。30種類以上のAutomatorアクションを用意し、Finder環境設定/節電モード/デフォルトタイムゾーンといった設定を自動化できる。

また、Mac OS X 10.4のファイル検索機能“Spotlight”(スポットライト)を利用した“リモートSpotlight検索”機能を新たに採用。遠隔操作でクライアントのMacを検索し、結果を管理者のシステムにコピーできる。ネットワーク経由のファイルコピーがバージョン2の11倍の速さで実行できる“パワーコピー”機能も追加された。

対応OSは、管理マシン/クライアントマシンともにMac OS X 10.3.9以上。AutomatorやSpotlightなど、一部機能を使うためにはMac OS X 10.4以上が必要になる。



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