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ソニー、“VAIO type F”“F TV”“F light”などノートパソコン夏モデルを発表

2006年04月12日 14時57分更新

文● 編集部 小西利明

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type Fシリーズの中でも、シンプルな仕様とホーム・パーソナルユーザーを重視した“VAIO type F Light”。写真はベーシックな“ホワイト”カラーの『VGN-FJ11B/W』
type Fシリーズの中でも、シンプルな仕様とホーム・パーソナルユーザーを重視した“VAIO type F Light”。写真はベーシックな“ホワイト”カラーの『VGN-FJ11B/W』

type Fのバリエーションの中でも、コストパフォーマンスやカラーバリエーションを重視した“VAIO type F Light”シリーズは、夏モデル新製品は基本スペックが若干向上したほか、VOMモデルに新色が追加され、5色のカラーから選択可能となった。

type F Lightの5色のカラーバリエーション。パソコンらしからぬカラーリングも選択できるのが魅力のひとつだ 店頭販売モデルのひとつ『VGN-FJ21B/G』は、春らしい“オリーブグリーン”のカラーリング
type F Lightの5色のカラーバリエーション。パソコンらしからぬカラーリングも選択できるのが魅力のひとつだ店頭販売モデルのひとつ『VGN-FJ21B/G』は、春らしい“オリーブグリーン”のカラーリング

店頭販売モデルは5機種がラインナップされるが、ハードウェア仕様はいずれも同一で、CPUにCeleron M 370-1.50GHzを、チップセットにはグラフィックス機能を内蔵したIntel 915GM Expressを搭載している。従来機種はメモリーが256MBと少なく、搭載光ディスクドライブもDVD-ROM/CD-RWコンボドライブで、比較的安価な製品とはいえ、やや見劣りする面があった。新しい夏モデルではこれが改善され、メモリーは標準で512MB、光ディスクドライブも2層式DVD対応のDVDスーパーマルチドライブになった。type Fよりやや小さい14.1インチワイドサイズ(1280×800ドット)の液晶ディスプレーを搭載。ディスプレー上端にはビデオチャット用ビデオカメラ“Motion Eye”を装備している。なおTV録画機能は内蔵しない。

店頭販売モデルのカラーバリエーションは、ホワイト(VGN-FJ11B/W、FJ11/W)と“ラズベリーレッド”(VGN-FJ21B/R)、“スカイブルー”(FJ21B/L)、“オリーブグリーン”(FJ21B/G)の4色がラインナップされている。さらにVOMモデル『VGN-FJ91PS、FJ91S』ではVOM限定色として、新たに紫色系の“アメジストバイオレット”がラインナップに加わった。液晶ディスプレー側天面がやや明るめの紫色、パームレスト部分が薄い紫色でカラーリングされており、店頭販売モデルとはまた違った趣がある。またVOMモデルではCPUに、最高でPentium M 780-2.26GHzまで選択可能となっている。

VOMモデル限定色“アメジストバイオレット”

本体サイズは幅340×奥行き253.5×高さ33(最薄部21.0)mm、重さは約2.4kg。バッテリー駆動時間は約4時間(JEITA測定法1.0)。各製品の主な仕様と予想実売価格等は以下のとおり。

VAIO type F Lightの主なスペック

VGN-FJ21B/R、/B、/G、FJ11B/W、/W(店頭販売モデル)
CPU Celeron M 370-1.50GHz/メモリー 512MB/グラフィックス Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/60GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/14.1インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/無線LAN IEEE 802.11b/g搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属(FJ11/Wのぞく)
FJ21B 15万円前後、FJ11B/W 14万5000円前後、FJ11/W 12万5000円前後/4月22日発売予定
VGN-FJ91PS、FJ91S(VOMモデル)
CPU Pentium M 780-2.26GHz、760-2GHz、740-1.73GHz、Celeron M 370-1.50GHz/メモリー 512MB~1GB/グラフィックス Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/40~100GB HDD/コンボドライブか、DVDスーパーマルチドライブ搭載/14.1インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/無線LAN IEEE 802.11b/g/Windows XP Professional SP2(FJ91PS)、XP Home Edition SP2(FJ91P)
約11万円から/4月22日発売予定

店頭販売モデルにCore Soloモデルが追加
VAIO type S

指紋センサーやTPM対応セキュリティーチップを搭載した“VAIO type S”『VGN-SZ71B/B』
指紋センサーやTPM対応セキュリティーチップを搭載した“VAIO type S”『VGN-SZ71B/B』

パワーユーザーやビジネスモバイルユーザーに評価の高いワイドモバイルノート“VAIO type S”シリーズは、マイナーチェンジされた上位機種『VGN-SZ71B/B』と、Core Soloプロセッサー搭載で安価になった『VGN-SZ51B/B』の2機種が発売される。なお2006年春モデルのtype Sシリーズは、Pentium M世代(Sonomaプラットフォームベース)の“Sシリーズ”とNapaプラットフォームベースの“SZシリーズ”が併存していたが、これは過渡期の現象で、この夏モデルよりNapaプラットフォームに統一される。そのためSZシリーズという呼び方もなくなり、全機種“Sシリーズ”と称されるようになった。なお今回発表されたのは店頭販売モデルのみで、VOMモデルは現時点では未発表である。

type Sシリーズは、バッテリー駆動時間とパフォーマンス(主にグラフィックス性能)の両立を目指して、Intel 945GM Express内蔵グラフィックス機能と独立したグラフィックスチップNVIDIA GeForce Go 7400の両方を搭載し、求めるパフォーマンス/バッテリー駆動時間に応じて本体のスイッチで切り替える“ハイブリッド・グラフィックシステム”を備えている。また落下時などの衝撃からHDDを保護する“VAIOハードディスクプロテクション”、TPM対応セキュリティーチップの内蔵など、ほかのVAIOノートにはないビジネスモバイルユースを意識した機能も盛り込まれている。

新製品のVGN-SZ71B/Bでは、タッチパッドのボタン中央に指紋認証用の“指紋センサー”が標準搭載された。指紋認証によるWindowsのログオンなどが可能となる。また新たにラインナップされたSZ51B/Bは、CPUにシングルコアCPUのIntel Core Solo T1300-1.66GHzを採用する点が大きな違いである(SZ71はCore Duo T2300-1.66GHz)。両機種ともほかのVAIOノートと共通の特徴である、FeliCaポートやビデオカメラ Motion Eyeなども備えている。さらにIEEE 802.11a/b/g 無線LANに加えて、Bluetooth 2.0+EDRの無線通信機能も備える。

本体サイズは幅315×奥行き234.7×高さ37.1(最薄部25.7)mm、重さは約1.85kg。バッテリー駆動時間は約6時間(JEITA測定法1.0)と、充実した駆動時間を実現している。主な仕様と予想実売価格等は以下のとおり。

VAIO type Sの主なスペック

VGN-SZ71B/B
CPU Intel Core Duo T2300-1.66GHz/メモリー 512MB/NVIDIA GeForce Go 7400およびIntel 945GM Express内蔵グラフィックス/100GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/13.3インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/指紋センサー搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
23万円前後/5月13日発売予定
VGN-SZ51B/B
CPU Intel Core Solo T1300-1.66GHz/メモリー 512MB/NVIDIA GeForce Go 7400およびIntel 945GM Express内蔵グラフィックス/80GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/13.3インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
21万円前後/5月13日発売予定

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