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スタイリッシュな液晶一体型“type L”が新登場!――ソニー、“VAIO”デスクトップパソコンの夏モデルを発表

2006年04月12日 14時58分更新

文● 編集部 小西利明

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透明なフレームの中に液晶ディスプレーが浮かんだような独特のデザインが魅力的な“VAIO type L”シリーズ。左が19インチワイドモデルで、右は15.4インチワイドモデル
透明なフレームの中に液晶ディスプレーが浮かんだような独特のデザインが魅力的な“VAIO type L”シリーズ。左が19インチワイドモデルで、右は15.4インチワイドモデル

ソニー(株)は12日、VAIOシリーズのデスクトップパソコン新製品として、液晶ディスプレー一体型の新シリーズ“VAIO type L”と、既存シリーズの後継となる“VAIO type H”“VAIO type V”の3シリーズを発表した。発表された新製品は、全機種がWindows Vistaの動作環境を満たした“Windows Vista Capable PC”となっている。店頭販売モデルの価格は、全機種オープンプライス。ミニタワー型パソコン“VAIO type R”シリーズは、春モデルが継続販売となった。

真に“スタイリッシュ”な液晶一体型パソコン VAIO type L

19インチワイド液晶ディスプレー一体型の“VGC-LA70B”。キーボードはワイヤレスの分離型 15.4インチワイド液晶ディスプレー一体型の“VGC-LB90S”。VOMモデルでは写真の“ホワイト”など、3色のカラーバリエーションが用意される
19インチワイド液晶ディスプレー一体型の“VGC-LA70B”。キーボードはワイヤレスの分離型15.4インチワイド液晶ディスプレー一体型の“VGC-LB90S”。VOMモデルでは写真の“ホワイト”など、3色のカラーバリエーションが用意される

液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコンという新しい潮流を生んだVAIOシリーズ。そのVAIOシリーズにまた新しい、そして美しいデザインの一体型デスクトップが登場した。それがこの“VAIO type L”である。液晶ディスプレーの背面にパソコンとしての機能をすべて内蔵した一体型デスクトップで、19インチワイド液晶ディスプレーモデルと、15.4インチワイド液晶ディスプレーモデルの2系統の製品がラインナップされている。

まずデザイン面だが、両製品とも透明なフレームの中央に、スピーカーを両脇に並べたワイド液晶ディスプレーが配置された、非常に独特のデザインをしている。上下の透明フレームに本体が挟まれたようなデザインなので、ディスプレーが宙に浮いているようにも見える。一見したところはスタイリッシュな液晶TVのようで、良い意味でパソコンには見えないほど。動作状態を示すLEDなども、透明フレームに浮き出るように配置されている。またフレーム上部にはビデオチャット用のカメラ“Motion Eye”が内蔵されているほか、フレーム左下にはマイクも内蔵されているので、ヘッドセットなどを使わずに、ハンズフリーのビデオチャットが可能となっている。

パソコン部分はすべて液晶ディスプレーの背面にまとめられていながら、本体の厚さは薄い。19インチモデルでも奥行きはスタンドを含めて189mm(最小傾斜時)しかなく、キーボードを合わせてもノートパソコン並みの設置面積で置けるだろう。薄型化のために、パソコン部分はノートパソコンなどで使われているIntel Core DuoプロセッサーやCeleron Mをベースとしたプラットフォームで構成されている。内蔵するDVDスーパーマルチドライブもスロットイン式のドライブを採用しており、側面にはみ出す物がないのも、デザインへのこだわりと言えよう。キーボードは19インチモデルがワイヤレスタイプで、15.4インチモデルは本体にヒンジで接続された折りたたみタイプとなっている。いずれもキーボード上にFeliCaリーダー/ライター“FeliCaポート”を備える。

type L 19インチモデルの内部構造イメージ写真。フラットな透明フレームの背面にパソコン部分が実装されている
type L 19インチモデルの内部構造イメージ写真。フラットな透明フレームの背面にパソコン部分が実装されている

それぞれのモデルの特徴を見てみよう。まず19インチモデルは解像度1680×1050ドットと、非常に高解像度の液晶ディスプレーを採用している。広々としたワイド画面は、ウィンドウサイズの大きなアプリケーションを複数並べても快適に使える。

高解像度ワイド画面を効果的に使い、快適な“ながら見”を実現する“VAIOインフォTV”(画面右側)
高解像度ワイド画面を効果的に使い、快適な“ながら見”を実現する“VAIOインフォTV”(画面右側)

19インチモデルは地上アナログTVチューナーも内蔵しており、一般的なTVパソコンとして使用できる。残念ながら地上デジタル放送には対応していない。さらに高解像度ワイド画面をうまく利用した、“VAIOインフォTV”というTV表示ソフトも付属している。VAIOインフォTVは他のアプリケーションを使いながら、小さな画面でTVを“ながら見”することをコンセプトに開発されたソフトである。VAIOインフォTVを横幅320ドットの“サイドバー表示”にすると、ディスプレーの脇にTVやチャンネル、番組情報を表示したまま、画面中央でほかのアプリケーションを使える。サイドバー状態で表示していても、他のアプリケーションが使える領域は1360×1050ドットもあるので、一般的なSVGA解像度の液晶ディスプレーと同程度の画面がTVに邪魔されず使えるわけだ。ちなみに全画面表示や、小さなウィンドウ表示で見ることもできるほか、ウィンドウ表示時は画面の4隅のどれかに貼り付いて他のアプリケーションを邪魔しない“インスタントエスケープ”という機能も備える。

VAIOインフォTVを拡大した写真。チャンネル切り替えはTV下の一覧から行なえる
VAIOインフォTVを拡大した写真。チャンネル切り替えはTV下の一覧から行なえる

ハードウェア面での仕様は、19インチモデルの店頭販売モデル『VGC-LA70B』の場合、CPUにデュアルコアCPUのCore Duo T2300-1.66GHzを搭載する。下位機種の『VGC-LA50B』『VGC-LA50』は、Celeron M 420-1.60GHzを搭載する。CPU以外の違いはなく、全機種とともにメモリーは標準で512MB、内蔵HDDは200GB、DVD±R DLに対応するDVDスーパーマルチドライブなどを搭載する。グラフィックス機能はIntel 945GM Expressを利用する。またWindows XPを起動しなくてもTVやDVDを見られる“インスタントモード”も搭載された。インスタントモードではTV、DVD、CDの視聴が可能なほか、HDDや記録型DVDメディアへの番組録画も可能である。なお“VAIO OWNER MADEモデル”(CTO販売モデルのこと。以下VOMモデル)の『VGC-LA90S』では、標準搭載メモリーを1GB、HDDを300GBに増量可能となっている。CPUの選択肢は店頭モデルと同じ。

搭載するインターフェース類は、USB 2.0×4、i.LINK(S400、4ピン)、10/100BASE-TX LAN、Sビデオ入力、アンテナ入力端子など。IEEE 802.11b/g対応の無線LAN機能も内蔵する。またカードスロットとして、ExpressCard/54(34も使用可)、メモリースティックスロット(標準/Duoサイズ、PRO対応)、SDカード/MMC用スロットなどを1つずつ備える。

本体サイズは幅532×奥行き189×高さ357mm(最小傾斜時、最大傾斜時は奥行き229.5×高さ327.9mm)。重量は約6.8kgとなっている。予想実売価格や発売予定時期は下記参照。

VAIO type L 19インチモデルの主なスペック

VGC-LA70B
Intel Core Duo T2300-1.66GHz/メモリー 512MB/Intel 945G Express内蔵グラフィックス/200GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/アナログ放送チューナー内蔵/無線LAN(IEEE 802.11b/g)搭載/19インチワイド液晶ディスプレー 1680×1050ドット/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
25万円前後、4月22日発売予定
VGC-LA50B
Celeron M 420-1.60GHz/メモリー 512MB/Intel 945G Express内蔵グラフィックス/200GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/アナログ放送チューナー内蔵/19インチワイド液晶ディスプレー 1680×1050ドット/無線LAN(IEEE 802.11b/g)搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
22万円前後、4月22日発売予定
VGC-LA50
Celeron M 420-1.60GHz/メモリー 512MB/Intel 945G Express内蔵グラフィックス/200GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/アナログ放送チューナー内蔵/19インチワイド液晶ディスプレー 1680×1050ドット/無線LAN(IEEE 802.11b/g)搭載/Windows XP Home Edition SP2
20万円前後、4月22日発売予定

type Lの15.4インチモデルは、液晶ディスプレーの解像度が1280×800ドットのワイドサイズとなっている。店頭販売モデル2機種、VOMモデル1機種がラインナップされているが、CPUはどちらもCeleron M 420-1.60GHz、チップセットはグラフィックス機能内蔵のIntel 940GML Expessとなっている。店頭モデルはハードウェア面の違いはなく、Office Personal 2003の有無のみの違いとなっている。また19インチモデルとの大きな違いとして、TV録画機能は内蔵しない

15.4インチモデルはカラーバリエーションのひとつ“ロゼ”。金属的な光沢のあるロゼワイン風のカラーリングで、女性はもちろん男性にも好まれそうだ
15.4インチモデルはカラーバリエーションのひとつ“ロゼ”。金属的な光沢のあるロゼワイン風のカラーリングで、女性はもちろん男性にも好まれそうだ

15.4インチモデルの特徴のひとつが、カラーバリエーション展開である。店頭モデルは19インチモデルと同じ“シルバー”だが、VOMモデルでは“ホワイト”と“ロゼ”の2色も選択可能となっている。

前述のとおり、15.4インチモデルのキーボードは未使用時にはディスプレー側に折りたためる、VAIOの液晶ディスプレー一体型デスクトップ伝統のデザインを踏襲している。またキーボードを閉じると起動するジュークボックスソフト“SoundFLOW”が導入されており、未使用時にはオーディオプレーヤー的な使い方もできる。キーボードの右側面にボリュームやオーディオ再生の操作を行なうボタンが配置されているので、閉じた状態で音楽再生操作が行なえるのもこだわりのひとつだ。

また室内で持ち運んで使う用途も重視しており、本体背面には手持ち用のハンドルがあるほか、バッテリーも搭載。無線LAN機能(IEEE 802.11b/g対応)も内蔵するので、無線LAN機能付きブロードバンドルーターなどと組み合わせれば、邪魔なケーブルに煩わされることなく、家のどこででも快適に使える。バッテリー駆動時間は約2時間(JEITA測定法1.0)程度なので、本格的に外で使うのには物足りないが、家庭内での短時間使用程度なら十分だろう。

搭載するインターフェース類は、USB 2.0×4、i.LINK(S400、4ピン)、10/100BASE-TX LANなど。カードスロットは19インチモデルと同様。本体サイズは幅470.2×奥行き159.1×高さ286.4mm(最小傾斜キーボード収納時、最大傾斜キーボード使用時は奥行き363.5×高さ257.9mm)。重量は約4.5kgとなっている。

VAIO type L 15.4インチモデルの主なスペック

VGC-LB50B、LB50
Celeron M 420-1.60GHz/メモリー 512MB/Intel 940GML Express内蔵グラフィックス/80GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ搭載/15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/無線LAN(IEEE 802.11b/g)搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属(LB50Bのみ)
LB50B:20万円前後/LB50:18万円前後、4月22日発売予定

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