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日本HP、ラックマウント型x86サーバーのエントリーモデル『HP ProLiant DL320 Generation4』などを発売

2006年04月06日 19時15分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は6日、x86サーバー“HP ProLiant(エイチピー・プロライアント)”のラックマウント型エントリーモデルの新世代製品となる『HP ProLiant DL320 Generation4』、ラックマウント型テープライブラリー装置『HP StorageWorks MSL4048ライブラリ』、新世代ラック『HPラック10000シリーズ Generation2』を発売すると発表した。価格と出荷時期は、『HP ProLiant DL320 Generation4』が12万4950円からで4月下旬、Ultrium960を搭載する『HP StorageWorks MSL4048 Ultrium960 ライブラリ』が231万円からで5月上旬。

HP ProLiant DL320 Generation4
『HP ProLiant DL320 Generation4』

『HP ProLiant DL320 Generation4』は、インテルE7230チップセットを採用し、CPUをCeleron D 341-2.93GHz、Pentium 4 650-3.40GHz、Pentium D 920-2.80GHz/930-3GHzから選択できるほか、ホットプラグ対応のシリアルATA(SATA)またはシリアルアタッチドSCSI(SAS)ドライブを最大2台搭載できるのが特徴。リモート管理機能を搭載したIC“Integrated Lights-Out 2(iLO2)”もオンボードで搭載しており、標準搭載の機能で遠隔地からサーバーを管理できるようになっている。メモリーはPC2-4200準拠のECC対応DDR2 SDRAMで、Pentium D/4モデルが1GB、Celeron Dモデルが512MB(最大8GB)。グラフィックスチップはカナダATI Technologies社のES1000(グラフィックスメモリーは16MB)をオンボードで搭載。インターフェースは、USB 2.0×4、10/100/1000BASE-T×2、PS/2×2、シリアル、iLO2リモートマネジメントポート、アナログRGB出力などを装備し、拡張スロットはPCI-X、PCI Express x1(x8コネクター)を搭載する。

本体は幅426.2×奥行き609.6×高さ43.2mm(1U)、重量は10.91kg(HDD×2、DIMM×4、PCI拡張カードのフル構成で12.27kg)。電源は450WのPFC電源を内蔵。デュアルローターファン×4を内蔵し、N+1(ローター1個のみ)リダンダント構成となる。サポートOSは、Windows Server 2003, Web/Standard Edition(32bit/64bit)、Windows 2000 Server、Small Business Server 2003, Standard Edition、Red Hat Enterprise Linux 3 ES/4 ES(32bit/64bit)、Novell SUSE Linux Enterprise Server 9。

『HPラック10000シリーズ Generation2』は、サーバーやストレージ製品を格納するための19インチラック。従来製品に比べて、フロントドアとリアドアのハンドルやロックバーでセキュリティー機能を高めたほか、ケーブル管理用の部品が追加されているのが特徴。『ラック10642 G2(42U)』、『ラック10642 G2(42U)ショックパレット付』、『ラック10642 G2(42U)ドアなし、ショックパレット付』、『ラック10636 G2(36U)』、『ラック10636 G2(36U)ショックパレット付』などがラインアップされる。

HP StorageWorks MSL4048ライブラリ
『HP StorageWorks MSL4048ライブラリ』

『HP StorageWorks MSL4048ライブラリ』は、中小規模システム向けのラックマウント型テープライブラリー装置で、“Ultrium 960”ドライブユニットを2台まで搭載できる19.2TB対応の『HP StorageWorks MSL4048 Ultrium960 テープライブラリ』と、“Ultriun 448”ドライブユニットを4台まで搭載できる9.6TB対応の『HP StorageWorks MSL4048 Ultrium448 テープライブラリ』の2製品をラインアップする。Ultrium960モデルは、Ultra320 SCSI LVD/SE対応で、最大データ転送速度(非圧縮時)は毎秒80MB、Ultrium448モデルは、Ultra160 SCSI LVD/SE対応で、最大データ転送速度(非圧縮時)は毎秒24MB。圧縮時の容量は2倍となる。ウェブベースのリモート管理機能や、メディア管理に利用できるバーコードリーダーも搭載している。カートリッジの交換時間は45秒(ドライブ⇔スロット)。消費電力は150W。本体サイズは幅445×奥行き775×高さ173mm(4U)、重量は29.7kg。取り外し可能な12スロットのカートリッジマガジンを4個搭載している。



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