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カノープス、ハイビジョン対応のネットワークビデオ伝送システム『HDCS-3000S/R』を発売

2006年04月03日 19時39分更新

文● 編集部

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カノープス(株)は3日、ハイビジョンに対応したネットワークビデオ伝送システムとして、送信ユニット『HDCS-3000S』と受信ユニット『HDCS-3000R』を同日付けで発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『HDCS-3000S』が27万円前後、『HDCS-3000R』が33万円前後。同社では送信ユニットと受信ユニットのセット『HDCS-3000SR』も販売する予定。編集部による予想販売価格は50万円前後。

ネットワークビデオ伝送システムは、ハイビジョン映像のHDV-IP変換を行ない、ネットワークで送信するための送信ユニット『HDCS-3000S』と、デコードしてビデオ出力するための受信ユニット『HDCS-3000R』で構成されるシステム。HDVカメラで撮影したハイビジョン映像をネットワーク経由で伝送できるほか、RS-232Cコマンドを双方向にパススルーする機能を搭載しており、接続した機器をネットワーク越しにコントロールできるのが特徴。同一ネットワーク内に『HDCS-3000S』を128台、『HDCS-3000R』を16台まで設置でき、任意のユニット同士を1対1で接続して表示できる。必要なネットワーク帯域は1ペアで約30Mbps。送信ユニットをデイジーチェーン接続すれば、同一の映像を複数の受信ユニットで受信することもできる。

前面 背面
本体前面本体背面
『HDCS-3000S』

『HDCS-3000S』は、インターフェースとして、100/1000BASE-T、シリアル(RS-232C、D-Sub9ピン)、リモコン(赤外線、有線/ミニジャック)、IEEE 1394(4ピン)×2、USB 2.0を装備する。本体サイズは幅215.5×奥行き246.4×高さ44.0mm、重量は約2kg。電源はACアダプター(AC100~240V入力、DC12V出力)を利用する。消費電流は最大2.2A(12V)。動作確認済みのHDVカメラは、ソニー(株)の『HDR-FX1』『HDR-HC1』『HDR-HC3』、キヤノン(株)の『XL-H1』など。

前面 背面
本体前面本体背面
『HDCS-3000R』

『HDCS-3000R』は、映像/オーディオ出力として、SD映像出力(480/60i、576/50i)、HD映像出力(1080/59.94i、1080/50i、720/59.94p、720/50p)、デジタル映像出力(1080/59.94i、1080/50i、720/59.94p、720/50p)を搭載しており、出力端子は、ピンジャック(RCA)、S端子、BNC端子(コンポーネント)、DVI-Dを装備する。オーディオ出力は、アナログ(ステレオライン、ピンジャック)、デジタル(S/PDIF同軸、ピンジャック)を搭載する。本体サイズや重量、消費電力などは送信ユニットと同じ。BNC-ピンジャック変換プラグ×3が付属する。

同社では、システム組み込み向けに単体販売するほか、受託システム開発も受注するとしている。

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