このページの本文へ

ザウルス SL-C3200

ザウルス SL-C3200

2006年04月04日 10時18分更新

文● 藤田 実

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新TOEIC対応、NOVA CITYなど、
英語学習重視のプレインストールコンテンツ

コンテンツ一覧
画面2 ホーム画面のコンテンツタブには、収録されているコンテンツの一覧が並ぶ。乗換案内やTextToSpeechなどのソフトはアプリケーションタブにも表示されている。

 SL-C3100で、初期状態からホーム画面に“コンテンツ”タブが用意されたが、SL-C3200でもこのタブは同様に存在する。コンテンツ内容の主な変更点は、英語学習のためのソフトが非常に充実したことである。例えば、“TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)(※1)”関連ソフト(中でも「ジーニアス14日集中コース各種」は今年5月の新TOEICテスト対応になっている)、「NOVA CITY 中級編」、英文読み上げソフトの「Text To Speech」が収録されたことなどだ。逆に、SL-C3100に収録されていた「記憶道場」、「ゴルフレッスン系コンテンツ」、「ビジネス文書の基本」、「プロジェクトX」などの読み物系、および一部の英語コンテンツが未収録あるいは別売となった。より英語学習重視のコンテンツ選びが行なわれたと言えるだろう。

※1 TOEIC is registered trademark of Educational Testing Service(ETS).This (publication/product/website) is not endorsed or approved by ETS.

収録データ ビデオ
画面3 NOVA CITYでは、ステップ毎にビデオ、ボイス、テキストBOOKのデータが収録されている。画面4 NOVA CITYに収録されているビデオの1シーン。音声だけやテキストだけよりも感覚的に理解できる。英文字幕付き。

 各英語学習コンテンツは、シャープが提唱する電子コンテンツフォーマット“XMDF”の機能をフル活用しており、画面を操作して音声設問を再生したり、英文の中でマスクされた単語をタップして表示をオンオフするといったインタラクティブな学習が可能になっている。表計算データによる“進捗管理表”も用意されており、NOVA CITYではシチュエーションビデオやボイスファイル、XMDF形式の学習テキストBOOKなど、様々な方法で英語に触れられるようになっていて、これならより実践的な英語学習ができると感じた。ザウルス1台があれば、テレビやラジオ、テキストといった英会話教材と同等の学習が可能であることを実感できる。

ボイス テキスト
画面5 ボイスファイルは、一言ごとに別ファイルになっているため、早送りボタンや一曲リピート再生機能が有効活用できる。画面6 XMDF形式のデータは、画面操作による音の再生や文字のマスクなどが可能だが、それらの機能が有効利用されている。

 Text To Speechは、英語のテキストを音声で読み上げてくれるソフトだ。ウェブブラウザーやメールソフトなど、ほかのソフトの英文をコピーして起動するとクリップボード内の英文を自動的に取り込むので、後は再生ボタンを押せば読み上げが始まる。設定により、起動直後から自動的に読み上げを開始させることも可能だ。想像以上の品質で読み上げてくれたので、英語を耳になじませるヒアリング学習のツールとして英語のニュースサイトなどを日々閲覧するのも良いだろう。読み上げた文章を別途ファイルに保存することもできる。

進捗管理表 Text To Speech
画面7 同梱されている進捗管理用。表計算形式になっており、進捗度などを自動計算してくれる。画面8 Text To Speechは、英文を読み上げてくれるソフト。英語がめっきりな筆者には少し読み上げペースが速いと感じたが、“英語耳”を作るための良いツールになるだろう。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン