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【T指令のパーツで遊ぼう!! No.1】いきなりオーバークロック! Pentium D 805は案外イケる?

2006年04月01日 22時09分更新

文● T指令

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目指せ定格電圧3.2GHz越え

検証マシン
検証マシンの様子。ちなみに、オーバークロックと過電圧は保証の対象外だ。実行する場合はあくまで自己責任で!

 今回はオーバークロック成功の条件を“Superπ”の104万桁演算、および“3DMark 05/06”の完走とした。まずは定格クロック(FSB133MHz×20=2.66GHz)での基本のベンチ結果を収得した。結果は“Superπ”の104万桁が49秒、“3DMark 05”のスコアが5923、“3DMark 06”が3178だった。
 ではお待ちかねのオーバークロック開始だ。「やっぱり3.2GHzは超えてもらわなきゃね!」と、BIOSでFSBを166MHzに設定。これで166MHz×20で動作クロックは3.33GHzになるはずだ。ドキドキしながら電源を入れるも、Windowsのロゴ画面でいきなりPCが再起動。「定格電圧で3.33GHzは厳しいのかぁ!!」と、少々FSBを落とし160MHzで試したが、先ほどと同じ結果に。期待が外れてちょっと落ち込み気味になるが、気を取り直してFSB155MHzに設定して再チャレンジだ。今度は“Superπ”の104万桁は43秒で完走したものの、“3DMark 05”またまたPCが再起動してしまった。惜しい、もう少し耐えて!!
 このときのCPU温度を、マザーボードに添付されている温度/電圧監視ソフト「PC PROBE2」で確認したところ53℃前後となっていた。これなら熱暴走の可能性は低く、安心して検証を続けられる。“Superπ”は完走しているため、次にFSBを155MHzから2MHzダウンさせたFSB153MHzでベンチを実行した。“Superπ”の104万桁が43秒、1677万桁が18分25秒、“3DMark 05”のスコアが6059、“3DMark 06”が3240と、各種ベンチが完走した。「やっとオーバークロックをしていて、一番うれしい瞬間が来た!!」と思わずガッツポーズ。たったの2MHz×20の40MHz差になるが、どうやらこの辺が限界だったらしい。その後も何度かベンチを実行したが、とくに動作に問題はなかったので、定格電圧ではFSB153MHz×20倍の3.06GHz近辺が今回使用したロットの限界だったのだろう。しかし、ここからがオーバークロックの本番なのだ。



コア電圧を上げて動作限界に挑戦

 このまま引き下がったら、オーバークロックの楽しみも半減。“電圧は上げてなんぼ!”が私のモットーだ。まずは、マザーボードのAUTO設定では1.4Vだったコア電圧を、プラス0.1Vの1.5Vに設定してFSB160MHzに再挑戦だ。しかし、純正のCPUクーラーではBIOSが起動しただけであえなくCPU温度が60度を超えてしまった。そのため、手元にあったサイズ製のCPUクーラー「KATANA Cu」へ交換した。
 改めてBIOSでコア電圧とFSBを1.5V/160MHzに変更して再起動。「お願いですOSさん、起動して下さい、というか起動しろ!!」と脅してみたら、思いが通じたのかWindowsが起動した。が、それは一瞬だけで、PCは無常にも再起動がかかってしまった。

CPUクーラー交換
左がサイズ製のCPUクーラー「KATANA Cu」、右がインテル純正のCPUクーラー。純正のCPUクーラーではBIOSが起動しただけでCPU温度が60℃超え。危ない危ない、CPUを壊すとことだった。電圧を上げたオーバークロックでは特に熱対策に気を配ろう

 脅しに屈しないCPUをさらに鞭打つためにコア電圧を1.6Vに設定。今度はしっかりWindowsが起動し、“Superπ”の104万桁も完走。だが、“3DMark 05”の途中でいきなり再起動がかかってしまう。すでに動作限界の兆候が……。やむを得ずFSB160MHz以下で限界を探ったところ、コア電圧1.6V、FSB158×20倍の3.16GHzでどうにか各種ベンチが完走した。各ベンチの結果は、“Superπ”の104万桁が42秒、1677万桁が17分43秒、“3DMark 05”のスコアが6059、“3DMark 06”が3258となった。

“Superπ”104万桁
3.16GHz動作時の“Superπ”104万桁の演算結果は42秒。定格動作時から7秒の時間短縮に成功
“3DMark 05”
“3DMark 05”のスコアは6059 。定格動作時から136のスコアアップ
“3DMark 06”
“3DMark 06”のスコアは3258。定格動作時から80のスコアアップ

気軽にオーバークロックして遊べるCPU

 できれば「Pentium D 840」と同じ動作クロックになるFSB160MHz×20倍の3.2GHzで動作してほしかった。ただ、1万7000円程度でデュアルコアのCPUが購入でき、さらに純正のCPUクーラーを使い定格電圧で3.06GHzの動作が問題なかったことを考えると、コストパフォーマンスはいいの。この「Pentium D 805」は、私的には買いだ。ベンチ結果からすると「Pentium D 840」とまではいかないけど「Pentium D 820」相当の実力はもっているといえる。個人的には、オーバークロックをする過程が楽しく、結果は二の次なので、また懲りずに試してみたいと思っている。

CPUZ
最終的にはコア電圧1.6V、FSB158×20倍の3.16GHzまでオーバークロックできた。純正のCPUクーラーを使い、定格電圧でクロックアップする場合は3.06GHz程度まで。インテルのCPUにしては思ったよりオーバークロックできた

●結論:「Pentium D 805」はそこそこオーバークロックできてコストパフォーマンスがいい

【取材協力】

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