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Vodafone 702NK II (Nokia 6680)

702NK IIで変わるMacユーザーのワークスタイル

2006年04月04日 00時00分更新

文● 編集部

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欲しい情報にすぐ手が届く心地よさ

さて、せっかくスケジュールを転送できても、これらのデータをすぐに呼び出せるような仕組みが携帯電話機に備わっていなければ、途中で挫折してしまう人もいるだろう。その点、702NK IIは画面構成や付属ソフトが練られているため、操作に戸惑うことなく最小限のボタン操作で見たい情報にアクセスできる。

例えば、初期設定を変えることで、次のスケジュールと未完了のToDoを待ち受け画面に表示することが可能。メニューの中からソフトを探して起動し、さらに目当てのデータを開くために何度もボタンを押す――という苦労をせずに、すぐ欲しい情報にアクセスできるのだ。

待受画面機能拡張 待ち受け画面
メニュー画面から“ツール”→“設定”→“電話機”→“待受画面のキー設定”を開き、“待受画面機能拡張”をオンに設定待ち受け画面にソフトのショートカット、次のイベント、未完了のToDoが表示されるようになる

ちなみに、スケジュール/ToDo/住所録のデータ同期は、Macからの一方的な送信ではなく、702NK II側で入力した項目もMac側に統合される。会社のメールで知った予定ならMac、出先の打ち合わせで決まったスケジュールは702NK IIといったように、忘れないうちに入力できるのだ。

以上のように702NK IIとMacの連携によるスケジュール管理は、単に“できる”という話ではなく、“使える”レベルにまで成熟しているのがポイントといえる。702NK IIは、どこにでも付いてきて必要な情報をすぐに教えてくれる優秀な秘書として、Macユーザーの仕事を支えてくれるだろう。


モバイル環境のインターネット接続を強力サポート

スケジュール/住所録の管理以外にも、702NK IIには仕事に役立つ機能が満載されている。702NK IIなら、MacからBluetooth経由で電話機にアクセスして、インターネットにダイヤルアップ接続が可能。普段は出先であまりインターネットにつながないという人でも、重要なメールなどをいつでもチェックできる安心感は大きいだろう。冒頭で述べたような、フルブラウザーPOP3/IMAP対応のメーラーといった機能にも注目だ。

MacからBluetooth経由でダイヤルアップ接続

モデム設定 ダイヤルアップ
Bluetoothデバイスを設定する際、“この電話のデータ接続を使ってインターネットにアクセス”と“高速の直接回線を使用してインターネットサービスプロバイダに接続”をチェック。続けて現れる画面を図のように設定しておく(パスワード欄は“vodafone”と入力)メニューバーからダイヤルアップの接続/切断を指示することで、702NK IIにアクセスしてインターネットに接続できる。なお、“システム環境設定”の“ネットワーク”項目でBluetoothのポート設定がオンになっていないと先の設定が入力されないので注意しよう

フルブラウザーで一般のウェブページを閲覧

設定 アクセス
ウェブブラウザーの『インターネット』が起動しているときに左ソフトキーを押し、オプション画面を表示して“設定”を選択。“デフォルトアクセスポイント”欄を“VF JP Access Internet”に変えればパソコン用のウェブサイトにアクセスできるMac24の記事を表示したところ。必ずしもすべてのコンテンツが利用できるわけではないが、今まで“Vodafone Live!”で表示されなかったウェブページを閲覧できるようになることもある

“.mac”のメールも送受信できるメーラー

設定 mail
パソコン用のメールを送受信するためには、メールソフトの“メールボックス”でプロバイダーのアカウント情報を設定する。アクセスポイントは“VF JP Access Internet”を選ぶことアップルの“.mac”ならPOP3/IMAP4のどちらでもメッセージを受信可能。ヘッダー情報のみ取得して、重要そうなメールだけダウンロードできるので、パケット代を最小限に抑えられる

質感にこだわったデザインにも注目

702NK IIの活用方法は、アイデア次第で尽きることがない。例えば、出先で見かけた気になるアイテムをカメラ機能で撮影。画像をBluetooth経由でMacに転送し、Blogやソーシャルネットワークで公開して仲間内で情報共有するといった使い方もありだろう。ともにBluetoothを備えたMacと702NK IIだからこそ実現できる連係プレーだ。

画像マネージャ Bluetoothで送信
カメラで撮影したあと、702NK IIが標準搭載する画像管理ソフト『画像マネージャ』で画像を表示(左)。左ソフトキーを押して“オプション”画面を表示し、“送信”→“Bluetooth”と選んでMacを指定すると画像を転送できる(右)

『Microsoft Office』シリーズの書類を開けるソフトも標準で搭載している。『Microsoft Word』の書類は『Quickword』を、『Microsoft Excel』なら『Quicksheet』、『Microsoft PowerPoint』なら『Quickpoint』を利用して閲覧可能。もちろん702NK IIへの各書類の転送は、Macのファイル転送ソフト『Bluetooth ファイル交換』を使ってワイアレスで実行できる。

702NKの魅力は機能面だけでなく、そのデザインにもある。落ち着いた本体外観は、人とは違う上質なデザインを求めるMacユーザーが持つのにふさわしい質感となっている。デザインに関してはノキアのウェブページが詳しいが、ぜひ店頭で手に取って実際に確かめてほしい。これから仕事用の携帯電話機を導入する予定のMacユーザーは、有力な選択肢として702NK IIを検討してみてはいかがだろう。



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