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新生ゆびとま、事業方針説明会を開催

2006年03月23日 23時46分更新

文● 書籍編集部 小暮謙作

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実名型の同窓会特化SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)“この指とまれ!”(通称:ゆびとま)を運営する(株)ゆびとまは23日、都内のホテルで新生ゆびとまの説明会ならびに披露パーティーを開催した。

発表会風景
新経営陣を紹介する前田大作氏(左)

同社は今年1月、『週刊ゴング』の発行元である(株)日本スポーツ出版社の子会社となり、新社長に日本スポーツ出版社社長の前田大作(まえだ だいさく)氏が就任している。今回の会は、前田氏をはじめとする新経営陣のお披露目を兼ねたもので、経営体制刷新後のゆびとまの現状および今後の事業方針が示された。

ゆびとまは、同窓生・同期生のネットワーク作りを支援するユニークなシステムとして1996年にサービスが始まり、現在の登録者は総数335万人。登録学校数は6万3000校を誇っている。ただし、活動を継続するアクティブな会員が比較的少なく、活性化が課題となっていた。

今回の会では、前田新社長の「新生ゆびとまとして頑張ります」という挨拶のあと、新経営陣が紹介された。前社長・本上陽(もとがみ あきら)氏などグループ入り前からの経営者の姿はなく、日本スポーツ出版社グループの一員として再出発することが明確に示された。

続いて常務取締役・立井恵美氏より、ゆびとま、通常型SNS“Echoo!”、幹事代行サービス“eアシスト”、SNS構築システムの“Echo-SOCIO”(一般用)と“OB CAMPUS II”(大学向け)といった既存サービスの紹介が行なわれたのち、今後の事業方針として次の内容が説明された。

  • 同窓会特化型という枠に留まらず、安全な実名SNSサイトとしての発展を目指す
  • 従来の切り口である“同窓”“同期”に加えて、学校でいえば“部活”“サークル”に相当する趣味・嗜好別のコミュニティー支援サービスを組み込む
  • カテゴリー分けが明確になることで、会員のニーズにこたえるとともに、分野別のスポンサー獲得も促進できると考える
  • “OB CAMPUS II”など大学向けシステムの強化に取り組む
  • 大学の授業をiPodや携帯電話から受講できるeラーニングシステムなど、ニーズの多い携帯電話との連携を重視して開発を進めている
  • Echoo!の技術を基盤とするソーシャルウェア“Echo-SOCIO”など、一般向けSI事業も強化していく

発表会後、取締役・松山孝一氏は「ゆびとまのリニューアルは数ヵ月後を予定している。2005年度の年商は約1億円だったが、2006年度は年商5億円を目指す」と語った。

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