イタリアを長靴に例えるなら、ちょうど膝小僧のあたりに位置するというトリノ。そこで行なわれたトリノ五輪の模様を、やきもきしながらTVに深夜・早朝までかじりついていたという方も多いでしょう。さらに5月にはドイツでサッカーのW杯も開催されます。ここでは、そうしたスポーツ観戦をさらに迫力あるモノにしてくれるであろう“ハイビジョン放送視聴”を実現する地上デジタル放送対応のHDD&DVDレコーダーについて、各社の最新製品をまとめます。
アンケートで確認
ASCII24読者のトリノ視聴スタイルとは?
10日に開会式を迎えた、イタリア・トリノで開催されている冬季五輪大会に興味・関心がありますか? |
まず2月に実施したASCII24アンケートで、読者がどんな環境でトリノ冬季五輪を見ているのか聞いてみた。まずTVでの視聴における興味・関心については、積極的に見る/見るという方が合計41.3%、ほかに見たい番組がなければ見るという消極的な方も含めるとトータル75.4%が何らかの関心を抱いていることが分かる。実際、一部報道では日本時間で11日早朝の放送にもかかわらずトリノ五輪の開会式が記録的な高さの視聴率だったとも言われており、ASCII24読者においてもやはり関心が高いことが分かる。
1“TVで観戦する”と答えた方にお尋ねします。トリノと日本の時差が8時間あるため、日本時間では深夜から早朝にかけて競技の生中継が放送されると予想されます。こうした時間帯の放送をどのように視聴する予定ですか?<複数選択> |
では、TVで視聴すると答えた方に生で見るのか、録画してみるのかという視聴スタイルについて聞いてみた。スポーツは何より結果が気になるので、ドラマや映画などと違って生放送・生中継を見ながら感動と興奮を共有したい、という意識が働くためか、HDD&DVDレコーダーやパソコンに録画してみるという方は約18%にとどまった(アンケートの掲載当初、設問の中にある時差の数字が間違っておりました。正しくはトリノと日本の時差は8時間になります。お詫びして訂正いたします)。
“TVで観戦する”と答えた方にお尋ねします。冬季五輪大会の放送をどちらの放送で観戦する予定ですか?<複数選択> |
さらに、視聴する放送の種別について聞いてみたところ、地上アナログ放送が56.1%と最も高いのは当然としても、TVの地上デジタル放送で楽しむという方が10.3%に上ったのは、意外に高い数字と思われる。視聴可能地域が徐々に広がり、対応チューナー搭載の大画面TVの価格は下がってくるという二重の追い風が、昨年末からようやく地上デジタル放送の普及を後押しし始めたということだろう。
次ページからは地上デジタル放送対応HDD&DVDレコーダーを関連ニュースとスペック表でまとめていく。