このページの本文へ

サン・マイクロシステムズ、PCI ExpressやSATA/SASを採用したSPARCワークステーション“Sun Ultra 45 Workstation”を発売

2006年03月08日 16時04分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

サン・マイクロシステムズ(株)は8日、UltraSPARC IIIiを搭載したSolaris対応のワークステーション“Sun Ultra 45 Workstation”の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は55万4000円(税別)から。出荷開始は4月下旬の予定。

“Sun Ultra 45 Workstation”
“Sun Ultra 45 Workstation”

“Sun Ultra 45 Workstation”は、グラフィックスI/Oに同社で初めてPCI Expressを、ディスクI/OにシリアルATA(SATA)やシリアルアタッチドSCSI(SAS)を採用し、既存のSPARC/Solarisアーキテクチャー用のアプリケーションとバイナリー互換となっているのが特徴。プロセッサーはUltraSPARC IIIi-1.6GHzを最大2個搭載でき、メモリーはレジスタード/ECC対応で最大16GB(シングルプロセッサーでは8GBまで)を搭載できる。

拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1、PCI-X(100MHz)×2を備え、PCI Express対応のグラフィックスカードとして、高度な3次元グラフィックス向けの『Sun XVR-2500』と、高いグラフィックス性能を必要としないソフト開発などの用途向けの『Sun XVR-100』が用意されている。HDDは4台まで内蔵でき、低価格で大容量のSATAドライブ(毎分7200回転)、高速で高信頼性のSASドライブ(毎分1万5000回転)を選択できる。SATAドライブ×4台の場合の容量は最大1TB。

インターフェースは10/100/1000BASE-T×2、USB 2.0×6、シリアル×2(D-Sub9ピン)、ラインイン/アウト、ヘッドフォン出力、マイク入力などを装備する。本体はタワー型で、サイズは幅205×奥行き569×高さ445mm、重量は約26.3kg。

OSはSolaris 10をプレインストールし、アプリケーションとして、ソフトウェア開発環境『Sun Studio 11』『Sun Java Studio Creator』『Sun Java Studio Enterprise 8』のほか、グリッドコンピューティング用エンジン“Sun N1 Grid Engine”のソフトウェアライセンスが付属する。

価格は、UltraSPARC IIIi、1GBのメモリー、250GBのHDD(SATA)、DVD-ROM&CD-R/RWドライブ、Sun XVR-100、の構成で55万4000円(税別)。グラフィックスカードをSun XVR-2500に変更した場合は68万9000円(税別)。UltraSPARC IIIi×2、2GBのメモリー、250GBのHDD(SATA)、DVD-ROM&CD-R/RWドライブ、Sun XVR-100の構成では101万9000円(税別)となる。

同社では、半導体の設計、航空機や自動車などの開発/設計を行なう製造業、医療イメージング、地質解析、ソフトウェア開発、研究機関などでの利用を想定している。



カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン