ヤフー(株)は1日、ソーシャルネットワーキングサービス(以下SNS)“Yahoo! 360°”(仮称)の試験運用を開始したと発表した。試験運用は5月中旬まで行ない、それ以降もベータ版として継続的にサービス提供する。当初は同社内外の交友ネットワークを通じて招待されたユーザーのみが利用できるが、5月中旬以降は“Yahoo！プレミアム会員”と“Yahoo！BB会員”に関しては、紹介を受けずにYahoo! 360°に登録可能になる。
現時点では、先行してサービス提供されている米国版に比べると利用できる機能に一部制限がある。例えば、口コミ情報の評価が行なえるレピュテーション機能などはまだ提供されていない。現在利用できる機能としては、日記の公開、登録ユーザー間でのメッセージ送受信などがある。3月下旬以降には趣味や嗜好にあった仲間の間で掲示板を使った情報交換ができる“コミュニティー”機能も追加される予定。また、“Yahoo!メッセンジャー”“Yahoo!フォト”など、Yahoo! JAPAN内の別のサービスとの連携機能も充実させていくという。
SNSに関しては、(株)ミクシィの“mixi”などの既存サービスがあるが、Yahoo！360°の特徴としては、20種類と豊富な壁紙を揃える点、タグ機能を利用して、プロフィールや日記などの情報をどこまで公開するかを、細かく指定できる点などが挙げられるという。また、自分の写真に吹き出しをつけて今の気持ちを表現したり、携帯電話機からの記事/写真投稿機能なども用意されている。
Yahoo！360°のサービス名は仮称となるが、ヤフーでは一般公募で正式サービス名を募集するキャンペーンも実施する。募集期間は15日から31日まで。プロ/アマを問わず参加でき、ネーミング採用者には現金100万円の賞金も提供される予定だという。また、応募者から抽選で50名にYahoo!ポイント1万ポイントをプレゼントする。
