このページの本文へ

日本HP、Geode NX 1500搭載シンクライアント『HP Compaq t5720 Thin Client』を発売

2006年02月23日 20時15分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本ヒューレット・パッカード(株)は23日、AMD Geode NX 1500を搭載し、新筐体を採用したシンクライアント『HP Compaq t5720 Thin Client(エイチピー コンパック t5720 シンクライアント)』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は8万5050円。同社の営業と販売代理店を通じて販売する。

HP Compaq t5720 Thin Client
『HP Compaq t5720 Thin Client』

『HP Compaq t5720 Thin Client』は、サーバーベースドコンピューティング(Citrix Presentation Server、Window Server対応)や、ブレード型パソコンと組み合わせるクライアント統合ソリューション“HP CCI(Consolidated Client Infrastructure)”のクライアントとして最適化したシンクライアントで、消費電力が6W(最大9W)のGeode NX 1500-1GHzを採用することで処理能力を高めるとともに消費電力を低減したのが特徴。メモリーはフラッシュメモリーを512MB、DDR SDRAMを512MB(16MBをグラフィックスが共有)搭載し、インターフェースは、USB 2.0×6(前2、後4)、10/100BASE-TX、シリアル(RS-232C)、パラレル(IEEE 1284)、PS/2×2、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、ラインイン、ラインアウトを装備する。電源はAC100/240V自動切り換えで、消費電力は最大40W。オプションの『t5720用PCI拡張モジュール』を利用すればグラフィックスカードを追加することもできる。OSにはWindows XP Embedded SP2を採用し、Microsoft Remote Desktop Protocol(RDP) 5.2、Citrix Independent Client Architectue(ICA) 9.0が付属するほか、Altris Deployment Solution 6.5(クライアント エージェントと管理コンソール)をウェブサイトから無料ダウンロードできる。

本体サイズは幅205×奥行き250×高さ65mm、スタンド装着時は幅237×奥行き271×高さ111mm。重量は約1.7kg(スタンド装着時)。エアフローを考慮したメッシュ形状の省スペース型筐体を採用し、通気性を高めたことにより冷却ファンレスとしたほか、VESA規格準拠のアタッチメント“HP クイック・リリース”を利用することで、液晶ディスプレーとの一体化や壁掛け設置なども行なえるようになっている。ファンやHDDなどの駆動部品を利用していないため、低騒音と耐障害性を持つという。PS/2接続の日本語版109Aキーボードとスクロールマウスが付属する。保証期間は3年間のハードウェア保証(センドバックサービス)となる。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン