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クロスランゲージ、医学用翻訳ソフト『MED-Transer V5』を発表

2006年02月17日 17時39分更新

文● 編集部

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(株)クロスランゲージは16日、医学/薬学分野に特化した翻訳ソフト『MED-Transer V5』(メドトランサー)シリーズを3月10日に発売すると発表した。価格は、下位製品の『MED-Transer V5 パーソナル with ステッドマン』が7万1400円、上位製品の『MED-Transer V5 プロフェッショナル with ステッドマン』が15万5400円。

パーソナル版とプロフェッショナル版の大きな違いは、付属する辞書の数。パーソナル版では、収録語数が258万語の基本辞書、25.9万語の医学用専門語辞書、14.1万語のステッドマン専門辞書が利用可能。プロフェッショナル版はパーソナル版の3つの辞書に加えて、技術/科学/ビジネス/医学化学といった関連分野の専門辞書(合計333.2万語)が同梱される。

パーソナル版/プロフェッショナル版ともに、前バージョンに比べて基本辞書の収録語数が5万語増えた。具体的には、V4では見出し語の数が英日121万語/日英132万語だったのに対して、V5では英日124万語/日英134万語に強化されている。翻訳エンジンも改良し、翻訳の精度がさらに向上した。

“訳語ペイン”と“辞書ペイン”を表示するサイドパネル

ソフトの動作画面には、サイドパネルを追加。サイドパネル内に、選択した訳語の別訳語が現れる“訳語ペイン”と、選択した語の辞書内容を示す“辞書ペイン”を表示して、翻訳作業を行なえる。

プロフェッショナル版のみ、翻訳精度を向上させる“翻訳メモリ”機能を新たに搭載。人の手で訳した訳文と原文をセットでデータ登録しておけば、それ以降の翻訳時に参照して、翻訳の精度を高められる。同じ会社の契約書など、似た文章やフレーズが使われる書類を定期的に扱うシーンなどで役立つ。

対応OSは、Mac OS X 10.2.8以上。対応ウェブブラウザーは、Safari 1.2以上、Internet Explorer 5.2。インストールに必要なディスク容量は、パーソナル版が1.1GB以上、プロフェッショナル版が1.5GB以上。

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