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松下、デジタルカメラ“LUMIX”シリーズ3機種を発表――広角28mmレンズ搭載モデルなど

2006年02月14日 18時40分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は14日、デジタルカメラ“LUMIX”シリーズの新製品として、広角28mmレンズ搭載『DMC-FX01』、光学10倍ズーム付き屈曲/沈胴式レンズを搭載したコンパクトサイズ『DMC-TZ1』、単3電池で駆動するエントリー向け『DMC-LS2』の3製品を発表した。価格はいずれもオープンプライス。

『DMC-FX01』『DMC-TZ1』

今回発表された3機種は、いずれも携帯性に優れたコンパクトサイズの製品。全機種ともに光学式手ブレ補正ジャイロを装備し、『DMC-FX01』と『DMC-TZ1』の2製品については共通の特徴として、以下の点を備える。

  • 周辺画素のRGB情報を混合する“画素混合方式”により最大でISO1600までの高感度撮影ができる“高感度モード”を新たに搭載
  • 日中の屋外などでも液晶ディスプレー見やすいように輝度を40%引き上げる機能を持つ、2.5インチ/20万7000画素“高精細パワー液晶モニター”を搭載。新機能として、ハイアングル撮影時に液晶パネルの視野角を電気的に切り替える“ハイアングルモード”(下からパネルを見上げたときに最適な映像になる)を装備
  • 水中撮影用のシーン設定“水中”、水中撮影用ケース“マリンケース”(オプション。製品型番はFX01用が『DMW-MCFX01』、TZ1用が『DMW-MCTZ1』)を用意

なお、編集部による予想実売価格と発売日は、『DMC-FX01』が4万8000円前後/3月10日、『DMC-TZ1』が4万5000円前後/3月24日、『DMC-LS2』が2万5000円前後/3月10日。

『DMC-FX01』『DMC-FX01』の本体背面

『DMC-FX01』は、“LUMIX”シリーズの主力製品でコンパクトサイズと光学式手ブレ補正ジャイロレンズ搭載の『DMC-FX8』『DMC-FX9』の流れを汲む製品。広角28mmの“ライカDC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)レンズ”レンズを搭載し、レンズ構成は6群7枚(超高屈折率比球面ガラスモールドレンズ(EAレンズ)を含む非球面レンズ4枚4面)、開放絞り値はF2.8~5.6、ズームは光学3.6倍(EX光学ズーム利用時は、300万画素撮影で最大5倍)、焦点距離は4.6~16.8mm(35mmフィルム換算で28~102mm)。撮像素子は有効画素数600万(総画素数637万)の1/2.5インチCCDを採用。画像処理エンジンは省電力タイプの“ヴィーナスエンジンプラス”を採用。

記録メディアはSDメモリーカードおよびマルチメディアカード(静止画撮影のみ対応)。静止画撮影時は、4:3/3:2/16:9のアスペクト比が選択可能で、解像度はそれぞれ、最大2816×2112ドット/最大2816×1880ドット/最大2816×1584ドット。画像フォーマットはJPEGに対応。動画撮影時の解像度は828×480ドット(16:9)/640×480ドット(4:3)/320×240ドット(4:3)で、音声付きのMotion JPEG圧縮QuickTime形式、毎秒30または10フレーム、メディア容量いっぱいまで連続撮影可能。

インターフェース類は、USB 2.0×1(USBマスストレージクラス、PictBridge対応)、コンポジット映像出力(NTSC/PAL対応)、オーディオライン出力(モノラル)。本体サイズは、幅94.1×奥行き51.1×高さ24.2mm、重量は約160g(電池/記録メディア含む)。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、電池寿命は約320枚(CIPA規格による)。本体色は、“シルキーシルバー”“ミスティピンク”“パールホワイト”“エクストラブラック”の4種類。

『DMC-TZ1』『DMC-TZ1』の本体背面
レンズ格納時の『DMC-TZ1』

『DMC-TZ1』は、旅行などに手軽に持ち出せるコンパクトサイズと高倍率ズームを両立した、新規開発のモデル。LUMIXシリーズとしては初めて屈曲レンズを採用。屈曲レンズと沈胴式レンズを組み合わせた新開発の“ライカDC VARIO-ELMARITレンズ”により、同社のコンパクトデジタルカメラ『DMC-FZ7』などに近いボディーサイズながら、光学10倍ズーム(EX光学ズーム利用時は、300万画素撮影で最大12.5倍)を実現した。レンズ構成は10群12枚(非球面レンズ3枚3面)、開放絞り値はF2.8~4.2、焦点距離は5.2~52mm(35mmフィルム換算で35~350mm)。

撮像素子は有効画素数500万の1/2.5インチCCDを採用(総画素数は637万で、1/2.8インチ相当のエリアを使用)。画像処理エンジンは、従来の“ヴィーナスエンジンII”の上位版で、ノイズ除去機能などを強化した“ヴィーナスエンジンIII”。本機のテーマである“旅”に向けた機能としては、世界各国の日時を簡単にExif情報に書き込める“ワールドタイム”、旅の日程に合わせて“○日目”という日程情報を書き込む“トラベル日付”、窓の外の被写体にピントを合わせる“空撮モード”(飛行機の中から外の景色を撮影するイメージ)などを備える。

記録メディアはSDメモリーカードおよびマルチメディアカード(静止画撮影のみ対応)。静止画撮影時の解像度は、は、アスペクト比4:3時が最大2560×1920ドット、3:2時が最大2560×1712ドット、16:9時が最大2560×1440ドット。画像フォーマットはJPEG。動画撮影時の解像度は828×480ドット(16:9)/640×480ドット(4:3)/320×240ドット(4:3)で、音声付きのMotion JPEG圧縮QuickTime形式、毎秒30または10フレーム、メディア容量いっぱいまで連続撮影可能。

インターフェース類は、USB 2.0×1(USBマスストレージクラス、PictBridge対応)、コンポジット映像出力(NTSC/PAL対応)、オーディオライン出力(モノラル)。本体サイズは、幅112×奥行き40.2×高さ58.1mm、重量は約262g(電池/記録メディア含む)。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、電池寿命は約250枚(CIPA規格による)。本体色は、“シルキーシルバー”“シャンペンゴールド”“コンフォートブルー”の3種類。



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