サン・マイクロシステムズ、Opteron搭載ワークステーションのハイエンドモデル『Sun Ultra 40 Workstation』を発売
2006年02月08日 19時57分更新
サン・マイクロシステムズ(株)8日は、Opteron搭載のプロフェッショナル向けワークステーションのハイエンドモデル『Sun Ultra 40 Workstation』を発売すると発表した。出荷開始は3月上旬の予定。
『Sun Ultra 40 Workstation』 |
『Sun Ultra 40 Workstation』は、2005年9月に発表した『Sun Ultra 20 Workstation』の上位モデルとなる製品で、従来モデルは1Way用のOpteron 100シリーズを搭載していたが、本モデルでは、シングルコアまたはデュアルコアのOpteron 200シリーズを採用し、これに伴って搭載可能なCPU数も最大で2個に拡張された。同社によると、用途としては、3次元CAD/ビジュアライゼーション/デジタルコンテンツ製作/コンピュータ支援エンジニアリング/半導体設計などのアプリケーション用途を想定しているという。
このほかスペック面での変更点としては、最大メモリー容量が最大16GB(2Way時)、内蔵可能なHDDが最大4台/2TBにそれぞれ増加。また、ビデオカードの選択肢が、NVIDIA Quadro NVS 285/FX 540/FX 1400/FX 3450/FX 4500の5種類に一新(FX 1400は従来モデルから継続)、さらにFX 1400/FX 3450/FX 4500選択時にはSLIにも対応する。
主なスペックは以下のとおり。
- CPU(1または2Way)
- Opteron 246-2.0GHz/250-2.4GHz/254-2.8GHz/275-2.2GHz(デュアルコア)/280-2.4GHz(デュアルコア)
- メモリー
- DDR400 デュアルチャネル対応DDR SDRAM、1~16GB
- HDD
- 3.5インチ/シリアルATA接続/最大4台内蔵可能、80GB~2TB
- 光学ドライブ
- DVD±R/RWドライブ(DVD±R DL対応)
- インターフェース
- PCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×4、USB 2.0×8、IEEE 1394×2
- ネットワーク
- 10/100/1000BASE-T×2
- グラフィックス
- NVIDIA Quadro NVS 285/FX 540/FX 1400/FX 3450/FX 4500(いずれもPCI Express x16接続)
対応OSは、Solaris 10(プレインストール)/Linux(Red Hat Enterprise LinuxおよびSUSE LINUX Enterprise Server)/Windows XP Professionalで、いずれも32bit/64bit版をサポート。このほか製品には、同社のソフトウェア開発環境『Sun Studio 11』『Sun Java Studio Creator』『Sun Java Studio Enterprise 8』、グリッド・コンピューティング基盤ソフトウェア『Sun N1 Grid Engine』が付属する。
価格は、Opteron 246-2.0GHz×1/メモリー 1GB/HDD 80GB/DVD±RWドライブ/NVIDIA Quadro NVS 285/Solaris 10などを搭載する最小構成時で28万9000円(税別)。