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さすが電気街! 秋葉原に発電所ができた!?

2006年01月27日 21時24分更新

文● 美和

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 3月9日にグランドオープン予定となっている“秋葉原クロスフィールド”の“秋葉原UDX”。JR秋葉原駅の駅前広場から秋葉原UDXの2階デッキ部分をつなぐ陸橋が稼働し始め、自由に立ち入りができるようになっているが、その横に“発電所”ができた。

モニュメント
これが“秋葉原UDX”の横に設置された風力発電風モニュメント「サボニウス・ウインド・タービン」
風車
本日確認したところでは一番上の風車が稼働していた。動くと風車に取り付けられた緑色の電灯が発光するようだ

 その発電所は上の写真の塔。一時期、秋葉原UDXのエントランス部分に設置される大型ビジョンのスピーカではないかと噂されていたものだ。この塔は風力発電用のもので、名前は「サボニウス・ウインド・タービン」 。真下に設置された看板には、“サボニウス型”と呼ばれる縦軸回転型風車が3基装備されていると記述されている。ただし、この風力発電施設は、生活用一般の電力をまかなうものではなく、あくまでもモニュメントとしての役割を果たすものだ。設置した理由も看板に記載されており、それによると「この地に流れる様々なエネルギーを呼び寄せ交流を生み出す“文化的発電装置(Cultural Generator)”を象徴するもの”とのこと。本日編集部が確認したところでは、3基の風車のうち一番上の風車が稼働しており、回転とともに緑色の光を発していた。
 さて、その気になる風車のスペックであるが、風車本体はFRP製で、3枚ブレードを採用。風車1基のサイズは直径180cm、高さ136cm。回転開始風速は1m/s以上、発電開始風速は3m/s以上となっており、発電機定格出力は200w(風速12m/s時)。強風時には自動安全装置により回転を抑制/停止するとしている。
 秋葉原の店員の間では、巨大なビルができたためビル風がひどくなったと言われている同地点であるが、それを逆手にとったというのは何とも面白い。周りは開けたスペースとなっており、屋根もある。新たな名所になるかもしれない。

看板 メーター
モニュメントの真下に設置されている説明書き発電メーターも用意されている
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