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NTTコムウェア、組み込み用Linuxサーバー『L-Box』の機能強化版を発売

2006年01月25日 21時11分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株)は25日、組み込み用の小型linuxサーバー『L-Box』の機能強化版(RE2)の販売を2月1日に開始すると発表した。

『L-Box』
『L-Box』

『L-Box』は、本体サイズが幅68×奥行き98×高さ119mm、重量が267gのLinux搭載マイクロサーバー。ハードウェアは、CPU(SH4)の動作クロック周波数を200MHzから240MHzに上げたほか、メモリー容量を32MBから64MBに、内蔵ストレージ(CompactFlash)の容量を32MBから128MBに増やしたのが特徴。内蔵時計(RTC:RealTimeClock)のバックアップ(保持時間48時間以上)にも対応。ACアダプターも小型化され、サイズが幅33×奥行き24×高さ45mm程度となった。ソフトウェアについては、カーネルを2.4.18から2.4.28にすることでセキュリティーを強化するとともに、CFカードスロットを汎用にし、無線LANカードだけでなくモデムカードやストレージ(CompactFlash)も利用できるようにした。

開発環境も拡張されており、CFを増設することでC++やPerlを利用できるほか、市販アプリケーションによりJavaVM(J2ME)やDBMSにも対応。ユーザーサポートも強化され、ホームページでは開発環境やサンプルプログラムの提供、動作確認した周辺機器の情報の提供なども行なう。

同社では、『L-Box』を組み込み用プラットフォームとして、RFID/ユビキタス技術などの複数の要素を組み合わせた技術(クロステクノロジー)を取り入れたシステム開発などを行なうほか、『L-Box』のオーダーメイド開発にも対応するとしている。販売目標は3年間で5万台。



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