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日立、2006年春モデル“Prius P”シリーズの新製品発表会を開催――パーソナルは“Prius”、リビングは“Wooo”で製品を展開

2006年01月06日 16時05分更新

文● 編集部 内田泰仁

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4シリーズ9モデルが発表された“Prius P”シリーズのラインナップ

(株)日立製作所は6日、個人向けパソコン“Prius”シリーズの2006年春モデル“Prius P”4シリーズ9モデルを発表し、これに併せて同社本社にて新製品発表会を開催した。同社は、コンシューマー向けAV/IT製品の戦略として、“ハイビジョン”と“ブロードバンド”をキーワードに、パーソナル(=個人利用)向けには“Prius”を、リビング(=家族利用)向けには“Wooo”を中心とした“デジタルホーム”製品の展開を進めていくという。



ユビキタスプラットフォームグループ インターネットプラットフォーム副事業部長の小島啓二氏日立の“デジタルホーム”戦略の製品展開。“Prius”と“Wooo”を2本柱とする

冒頭に登壇したユビキタスプラットフォームグループ インターネットプラットフォーム副事業部長の小島啓二氏は、地上デジタル放送の受信可能エリア拡大とそれに伴う受信機の普及、ブロードバンド・インターネットの普及と放送/通信の融合拡大といった動きは、同社のパソコン事業展開の“好機”だとして、「パソコンの事業環境が整ってきた」と述べた。

同社では、いわゆるデジタル家電“三種の神器”(薄型TV/DVDビデオレコーダー/デジタルカメラ)に続く“次世代三種の神器”として、ハイビジョン対応薄型TV、ハイビジョン/ブロードバンド対応パソコン、ハイビジョン対応HDD/DVDビデオレコーダーの3つと、これらをつなぐネットワーク技術(デジタルハイビジョン放送/IPネットワーク/高速無線ネットワーク)を重要戦略分野と位置付け、「“次世代3種の神器”事業に経営資源を集中」(小島氏)していくという。

具体的な製品展開としては、パーソナル向け製品としては“Prius”(パネルサイズ20インチを中心に、26~32インチ程度までのディスプレーを持つパソコン)によるデジタル家電融合化パソコンを、リビング向け製品としては“Wooo”(パネルサイズ32インチ超の薄型TV)による大画面ホームシアター製品を、それぞれ“製品ワールド”(製品ブランド)として展開。また、“Prius”シリーズにおいては、地上デジタル放送対応に向け、ソフトウェア/チューナーモジュール/映像処理LSIなどのコアコンポーネント全ての自社技術開発/製造を行なう社内リソースの“垂直統合化”により同社技術を集約し、「(“Prius”シリーズにおける)地上デジタル全面展開」を推進するとした。

新製品の説明を行なったユビキタスプラットフォームグループ インターネットプラットフォーム事業部 開発本部 開発部長の林良裕氏。デスクトップ各シリーズに地上デジタル放送対応機をラインナップする“ハイビジョンPrius”の本格展開をアピールこの日の発表会では、1月21日からオンエアが開始される“Prius P”シリーズの新CMも公開された。イメージキャラクターは引き続き女優の伊東美咲さんが務める
“Prius One P”『AW37P』“Prius Deck P”『DH75P2』“Prius Air P”『AR75P』。エントリーモデルの『AR37P』も地デジ対応
地上デジタル放送対応の新モデル3製品。新製品の詳細は別記事を参照のこと

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