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新年早々、秋葉原に大物新製品!! 製造プロセス65nmの新型デュアルコア“Presler”搭載CPUが一斉デビュー!!

2006年01月05日 21時09分更新

文● 増田

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 新年早々、秋葉原に大物新製品が登場した。発売されたのはインテルのLGA775対応CPU「Pentium D 930」「Pentium D 940」「Pentium D 950」。また「Pentium Extreme Edition 955」の入荷も確認されているが、こちらの販売は今日になって16日に延期となった。

3モデル
発売されたのはインテルのLGA775対応CPU「Pentium D 930」「Pentium D 940」「Pentium D 950」
新型パッケージ
デザインも一新された新型パッケージが新鮮だ

製造プロセス65nmの新型デュアルコア“Presler”を搭載

 本日発売となった「Pentium D 930/940/950」および「Pentium Extreme Edition 955(以下:「Pentium XE 955」)」(発表済み)は、年明け2日にインテルのOEM向け価格表に追加が確認された新CPUだ。製造プロセスを従来のデュアルコア“Smithfield”の90nmから、新たに65nmへと進化させた“Presler”コアを搭載する製品で、ほかに最下位モデルの「Pentium D 920」を加えた全5モデルがラインナップされる。2次キャッシュ容量は従来モデルの2倍にあたる4MB(コアあたり2MB)。クロック周波数は2.8GHz(920)/3.0GHz(930)/3.2GHz(940)/3.4GHz(950)となっている。
 なお製造プロセス65nmのシングルコア“Cedar Mill”を搭載する製品の発売も近日予定されており、こちらのラインナップは「Pentium 4 631/641/651/661」。当然2次キャッシュ容量はコア1個分の2MBとなりクロック周波数は3.0GHz(631)/3.2GHz(641)/3.4GHz(651)/3.6GHz(661)となる。

スペック スペック
製造プロセスを従来のデュアルコア“Smithfield”の90nmから、新たに65nmへと進化させた“Presler”コアを搭載する製品対応するチップセットは“i945/i955X”。従来のマザーボードでも動作可能のようだがBIOSなどの確認はしたほうがよいかもしれない

2次キャッシュ倍増、TDP減少でAthlon 64 X2との戦いの行方は……

 今回登場した“Presler”コアは、製造プロセス65nmのシングルコア“Cedar Mill”を2つ搭載した製品。65nmとなったことで従来モデルの問題点となっていた消費電力や発熱量は低下するとみてよさそうで、さらに2次キャッシュ倍増によるパフォーマンス向上も期待はできそうだ。しかしながらAMDのいう“真のデュアルコア”ではなく基本的な構造は従来の“Smithfield”と同じ。今年後半に投入されると言われる次世代デュアルコア“Conroe”の登場を待って、AMDとのデュアルコア戦争は本格化すると思われる。

「Pentium D 930」 価格表
「Pentium D 930」今年後半に投入されると言われる次世代デュアルコア“Conroe”の登場を待って、AMDとのデュアルコア戦争は本格化すると思われる

「Pentium XE 955」急遽発売中止で多少の混乱、続いて“Yonah”コア搭載CPUが明日登場?

 本日入荷したのは冒頭でもお伝えしたとおり「Pentium D 930/940/950」および「Pentium XE 955」の4モデル。このうち「Pentium XE 955」は一時店頭に並んだものの急遽販売が中止されるという事態となった。あるショップによると「入荷したので普通に販売していたが、午後になって販売中止の要請が代理店からあった。発売日は今月16日になりました」とのこと。「Pentium D 920」については明日の入荷を予定するショップが複数確認できた。ちなみに「Pentium XE 955」は従来の「Pentium Extreme Edition 840」からFSBが800MHzから1066MHzへ、クロック周波数が3.2GHzから3.46GHzへと引き上げられ、2次キャッシュ容量は従来モデルの2倍にあたる4MB(コアあたり2MB)というスペック。対応するチップセットはこちらも近日登場が予定されている“i975X”となる。
 最後にもっとも注目度が高いと思われる新型CPU“Yonah”コア搭載モデルについて。「Intel Core Solo」「Intel Core Duo」のロゴが発表されたのは既報の通りだが、これらの製品が明日入荷予定というショップもあった。現状で動かせるマザーボードがないために全くの鑑賞用アイテムとなってしまうが、大注目のCPUだけにこちらも目が離せない状況だ。

Pentium Extreme Edition 955 スペック
「Pentium Extreme Edition 955」の入荷も確認されているが、こちらの販売は今日になって16日に延期となった従来の「Pentium Extreme Edition 840」からFSBが800MHzから1066MHzへ、クロック周波数が3.2GHzから3.46GHzへと引き上げられ、2次キャッシュ容量は従来モデルの2倍にあたる4MB(コアあたり2MB)というスペック
CPU スペックシート
「Pentium Extreme Edition 955」スペックシート。対応するチップセットはこちらも近日登場が予定されている“i975X”となる
価格 ショップ
インテル
「Pentium D 930」
\41,979 T-ZONE.PC DIY SHOP
\43,500 BLESS秋葉原本店
\43,780 ツクモパソコン本店II
\43,800 ドスパラアキバ店
インテル
「Pentium D 940」
\56,679 T-ZONE.PC DIY SHOP
\57,500 BLESS秋葉原本店
インテル
「Pentium D 950」
\83,800 アーク
\85,500 BLESS秋葉原本店
\85,800 ドスパラアキバ店
\86,980 ツクモパソコン本店II
インテル
「Pentium Extreme Edition 955」(16日から販売)
\129,900 アーク
\131,040 T-ZONE.PC DIY SHOP
\139,500 BLESS秋葉原本店
\139,800 ドスパラアキバ店
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