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日立、地上デジタル放送対応を強化した2006年春モデル“Prius P”シリーズを発表――液晶一体型が一新、Viiv対応製品も登場

2006年01月06日 12時57分更新

文● 編集部 内田泰仁

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(株)日立製作所は6日、個人向けパソコン“Prius”シリーズの2006年春モデルとして、“Prius Air One”の後継となる新デザインの液晶一体型デスクトップパソコン“Prius One P”、デスクトップパソコン“Prius Deck P”“Prius Air P”、ノートパソコン“Prius Note P”の全4シリーズ9モデルを発表した。発売日は“Prius Deck P”『DH73P2』が28日、“Prius Air P”『AR75P』が21日、そのほかの7モデルが14日。価格はいずれもオープンプライス。このほか同社では、モバイルノート“Prius Gear M”『GN33M』(2005年4月発表)を継続販売するという。

2006年春モデル“Prius P”シリーズの全製品ラインナップ

今回のモデルチェンジの大きな特徴は、地上デジタル放送への対応の強化、“Prius Deck P”での“インテル Viiv テクノロジ”のサポート、液晶一体型モデルの一新の3点。このうち、地上デジタル放送については、対応モデルが秋モデルの1機種のみから、デスクトップ3シリーズにそれぞれ1または2モデルをラインナップ、計4モデルへと拡大。さらに、CPRM対応DVD-RAMメディアへのムーブ(移動)(※1)にも新たに対応した。

※1 SD画質でのHDD→DVD-RAM間の移動、DVD-RAMへの記録画質はXP~LPまでの4段階で選択可能。書き込みには実時間が必要で、その間地上デジタル放送の視聴/録画/再生は不可

全機種に搭載されるTV/ビデオ/マルチメディアコンテンツ視聴/管理ソフトは、2005年秋モデルに引き続き『Prius Navistation4』。基本的な機能としては、各種録画機能“欲録り”、ハイライトシーンのみを自動的に拾い出して視聴する“いいとこ観”、10feet UI“リモートナビ”などを装備しており、一部の機能にバージョンアップが行なわれている。主な追加機能は以下のとおり。

SD変換機能
録画番組を1ボタン操作でSD-Video形式に変換する機能。従来は外部アプリケーションを使用していたが、今回から『Prius Navistation4』に統合。
番組推薦機能
ユーザーの番組視聴/予約の傾向を解析/学習し、電子番組表(EPG)情報から好みの番組を見つけて推薦(自動録画予約は行なわない)する機能。地上アナログ放送用TVチューナー搭載モデルのみに搭載。
“いいとこ観”のジャンル追加
ジャンルに応じたアルゴリズムでシーン検出が可能な“いいとこ観”において、従来の野球/サッカー/音楽/相撲/ニュース/ゴルフに加えて、囲碁/将棋/競馬を追加。

なお、デスクトップ各機種に搭載される地上アナログ放送用TVチューナーは高画質タイプと標準タイプの2種類。高画質タイプには、10bit ADコンバーター、3次元Y/C分離、ゴーストリデューサー、デジタルノイズリダクション、タイムベースコレクターといった高画質化機能を持ち、全てのTVチューナーカードがハードウェアMPEG-2リアルタイムエンコーダーを搭載する。また、“Prius One P”『AW33P』を除く各デスクトップ/液晶一体型パソコンの付属または内蔵ディスプレーは、高画質化機能専用チップによる“ピクチャーエンハンス機能”を装備する。

“パーソナルTV”的に進化した“Prius One P”

『AW37P』『AW35P』『AW33P』
“Prius One P”

コンパクトな液晶一体型パソコンとして、プライベートな個人用パソコンとして展開していた“Prius Air One”シリーズだが、今回は“液晶TVにパソコンが付いた”を製品コンセプトに、自室などで楽しむ“パーソナルTV”的方向性でバージョンアップが行なわれた。製品ラインナップは、従来の1モデルから、TV機能の強化/強調に合わせて20インチワイド液晶ディスプレー搭載機種がラインナップに加わり、地上デジタル放送対応のハイエンドTVパソコンからエントリー向けまでをカバーする計3モデル体制となった。ラインナップと主なハードウェアスペックは以下のとおり。

AW37P
CPU:Celeron M 380-1.60GHz
チップセット:Intel 910GML Express
メモリー:256MB×2(DDR2 SDRAM デュアルチャネル)
HDD:320GB
光ディスクドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL対応)
ディスプレー:20インチワイド液晶ディスプレー内蔵
TV:地上デジタル放送用TVチューナー+地上アナログ放送用TVチューナー
本体サイズ:幅506×奥行き198×高さ421mm/約12.3kg
 
AW35P
CPU:Celeron M 380-1.60GHz
チップセット:Intel 910GML Express
メモリー:256MB×2(DDR2 SDRAM デュアルチャネル)
HDD:250GB
光ディスクドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL対応)
ディスプレー:20インチワイド液晶ディスプレー内蔵
TV:地上アナログ放送用高画質TVチューナー
本体サイズ:幅506×奥行き198×高さ421mm/約12.0kg
 
AW33P
CPU:Celeron M 380-1.60GHz
チップセット:Intel 910GML Express
メモリー:256MB×2(DDR2 SDRAM デュアルチャネル)
HDD:250GB
光ディスクドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL対応)
ディスプレー:17インチ液晶ディスプレー内蔵
TV:地上アナログ放送用TVチューナー
本体サイズ:幅394×奥行き198×高さ439mm/約11.7kg

ブランド名/製品の方向性の変更に伴い、従来の白/シルバーを基調としたパソコン的デザインから、黒/シルバーを基調としたAV機器(テレビ)的なデザインへと外観も一新。さらに本体の奥行きは、ノートパソコン技術の積極採用により、前モデル“Prius Air One N”から59mm減の198mmにコンパクト化されている。従来同様、光学ドライブ(スロットイン式)やUSB 2.0ポート×1はアクセス性を考慮した前面配置。また、本体背面内部にあるメモリースロットには、ドライバー不要で取り外せるカバーを取り外してアクセス可能となった。

液晶パネルは、20インチワイド液晶ディスプレーが“スーパーラスタービュー液晶”(1380×768ドット/約1677万色表示、輝度約450cd/m2、コントラスト比800:1、視野角水平/垂直ともに170度)、17インチ液晶ディスプレーは“ピュアカラー液晶”パネル(1280×1024ドット/約1677万色表示、輝度約250cd/m2、コントラスト比600:1、視野角水平/垂直ともに140度。着脱可能なラスターパネル付属)。また、チルトおよびスイーベル機構を備え、前後18度/左右170度の角度調整が可能となっている。

インターフェース類は、USB 2.0×5(うち4ポートは背面)、IEEE 1394×1、PCIスロット×2(AW37P)または1(AW35P/AW33P)(いずれも空きスロットなし)、PCカードスロット(Type II×2またはType III×1)、SDメモリーカード/メモリースティック(MagicGate非対応)/xDピクチャーカードスロット×1。AV関連の入出力端子は、S映像入力/コンポジット映像入力/ビデオ音声入力(ステレオ)/ラインイン/ラインアウト/光デジタルオーディオ出力(AW37Pは角型、AW35P/AW33Pは丸型でラインアウトと兼用)/モノラルマイク入力/ヘッドホンアウトがそれぞれ1。通信機能はV.90準拠の56kbpsモデム、10/100BASE-TX対応Ethernet。キーボードとマウスはいずれもワイヤレス。リモコンは“Prius専用リモコン”が付属する。

OSはいずれもWindows XP Home Edition SP2。編集部による予想実売価格は、『AW37P』が27万円前後、『AW35P』が22万円前後、『AW33P』が19万円前後。

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