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W-ZERO3

W-ZERO3

2006年01月04日 00時00分更新

文● 編集部・小林 久

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ポテンシャルの高いOperaだが……

  Internet Explorer MobileとOpera for Mobileの違いに関しては、第1回でも簡単に触れたが、リアルVGA表示に対応したOpera for Mobileの恩恵は多くの場面で感じられる。Opera for Mobileには9段階の拡大/縮小機能が付属しており、5段階のInternet Explorer Mobileよりも細かな設定ができるうえ、タブブラウジング機能もついており、メニュー操作で複数のウィンドウを切り替えて表示することもできる。正式版ではないため、まだ動作の不安定さを感じる部分もあるが、ウェブサイトの再現性も Internet Explorerに比べて高い印象だ。リアルVGA対応のブラウザーとしてはNetFrontもあり、こちらもプレビュー版が提供されているので、自分のよく見るウェブサイトを実際に表示させてみて、再現性やレスポンスなどを確認してみてはいかがだろう。

Internet Explorer Mobile Opera for Mobile
Internet Explorer MobileOpera for Mobile
Internet Explorer Mobile(左)とOpera for Mobile(右)でASCII24内の記事を表示したところ。画像の回り込みなどもOperaでは再現できている。手持ちのブラウザーでの表示を確認したい場合は、ASCII24の検索窓で“659500”と入力してほしい。

  しかし、すべてのページをOpera for Mobileだけでまかなえるかというとそうではなく、 Intertnet Explorer Mobileでないと表示できないサイトもいくつかあった。そのひとつがオンラインバンキングで、こういったサイトは金銭を扱うという性格上、セキュリティーなどで独自の拡張を施し、特定のウェブブラウザーでのアクセスしか許可していない場合が多い。例えば“みずほ銀行”のサイトは、Internet Explorer Mobileでのアクセスは可能だが、Opera for Mobileではできない(2005年12月末現在)。また、対応している Flashのバージョンも異なっており、Internet Explorer Mobileのほうが対応・表示できるサイトは多い。一方、 Internet Explorer Mobileではスタイルシートを使用してレイアウトしたページが崩れる場合がある。米国の“Yahoo!”などは特に問題なく利用できたが、国内のIT関連ニュースサイトなどで表示できない場合があった。この場合はOpera for Mobileを使ったほうが見やすい。

Flash_IE Flash_Opera
Internet Explorer MobileOpera for Mobile
Flashの表示。左のIEの画面では月刊アスキーのロゴの下にFlash画像が表示されているのに対して、右のOperaでは表示されていない

  上記の2点はInternet Explorer MobileとOpera for Mobileの違いとして特に気づいた点だが、それ以外のページに関しては主に見栄えの違いになるため、使いやすいものを選んでほしい(個人的には、リアルVGA表示に対応したOperaのほうがお勧めだ)。

豊富な拡大率
拡大率の豊富さはOpera for Mobileの特徴

  編集部でいくつかのサイトの表示に関して調べてみたが、閲覧できるサイトの種類は非常に多く、大抵のことはできると考えていいと思う。例えば、CGIを利用した掲示板への書き込みやブログの更新、Amazon.co.jpなどでの商品の購入なども問題なく行えた。筆者の周辺では、ウェブメールの “Gmail”を使っている人間が多く、W-ZERO3で利用できるかどうかという質問を受けることが多かったが、これも問題なく、HTMLメールなども画像入りでしっかりと表示できた。W-ZERO3はActiveSyncという同期ソフトを使ってパソコンのメールやスケジュール表を同期する機能があるが、ウェブメールやウェブベースのスケジューラーを利用すれば、この同期の手間も不要になる(インターネットにつながる機器ならどこからでも閲覧できるので、実際、このほうが便利ではないかと考える)。

背面のCMOSカメラ miniSDスロット
背面のカメラと通信機能を組み合わせれば、撮影した画像をそのままブログに公開するといった使い方もできる。記録媒体はminiSDカードだ。

  なお、2ちゃんねるなど一部のサイトでは、サーバーがブラウザーの種類をチェックして、自動的にモバイル版の画面を表示するサイトもあった。この場合、パソコン向けサイトに比べると一覧性は劣るが、携帯電話機などでも閲覧できるシンプルなレイアウトはW-ZERO3でも使いやすい。外出先でのニーズが高そうな地図サイトでは、ドラッグ&ドロップで好きな場所の地図を見られるなど、インタラクティブ性の高い“Googleマップ”が人気だが、これは残念ながら未対応だった。比較的シンプルな機能のみを提供する“Yahoo! Maps”は利用できたので、地図を閲覧する際にはこちらを利用するといいだろう。



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