日本ジオトラスト(株)は16日、Adobe PDFファイルに電子署名を行ない、本人確認と文書の改ざんの有無を自動で確認できるドキュメント認証サービス(CDS:Certified Document Service)を2006年の春に開始すると発表した。これは、米アドビ システムズ社と共同開発したもので、Adobe Reader 6.0以上であれば、プラグインのインストールやユーザー設定の変更などが必要ないのが特徴。
ドキュメント認証サービスには、組織命と個人名を証明する“My Credential(マイクレデンシャル) for Adobe Acrobat”、管理者が認証局ASPサービスで証明書を発行して組織の部署名または個人名を証明できる“True Credentials for Adobe Acrobat”、Adobe PDF用サーバーを構築して組織の部署名または個人名を証明する“True Credentials for Adobe LiveCycle”の3種類を用意する。
“My Credential for Adobe Acrobat”ではUSBトークンに電子署名用の証明書を格納して利用し、価格は1クライアントで18万9000円。“True Credentials for Adobe Acrobat”は、USBトークンを利用し、5クライアントから利用できるサービス。価格は問い合わせとなる。“True Credentials for Adobe LiveCycle”は、大量のPDF文書を扱う企業や部門向けで、証明書は“HSM(Hardware Security Module)に格納して利用する。