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NECディスプレイソリューションズ、LEDバックライト採用の21.3インチUXGA液晶ディスプレー『LCD2180WG LED』を発売

2005年12月14日 18時18分更新

文● 編集部

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NECディスプレイソリューションズ(株)は14日、LEDバックライトシステムを採用し、“Adobe RGB”のカラースペースを超える色域を表示できる1600×1200画素(UXGA)対応の液晶ディスプレー『LCD2180WG LED』を2006年1月31日に発売すると発表した。価格は98万円(税別)。

『LCD2180WG LED』
『LCD2180WG LED』

『LCD2180WG LED』は、同社で初めてLEDによるバックライトシステムを採用した液晶ディスプレーで、光源に3色(RGB)のLEDを採用し、液晶パネルのカラーフィルターを改良することで色域を拡大したのが特徴。RGB各色を単色で調光できるため、本来の輝度やコントラストを損なわずに白色点の色温度を可変できるほか、内蔵したセンサーにより、電源投入直後の不安定な輝度や色度を自動補正し、1分以内に目標とする色に安定させ、以後も自動補正されるという。また、カラーセンサー(同社推奨品が別途必要)を利用して色の測定や補正を行なうハードウェアキャリブレーション方式を採用しており、キャリブレーション目標値(輝度/白色点/ガンマ)を設定するだけで自動的にICCプロファイルを作成し、保存することが可能。

そのほか、プロ向けの機能として、輝度むら/色むら/ガンマを補正する“ムラ補正機能”、RGB各色10bitのルックアップテーブルにより約10億6433万色中1677万色表示が可能な“10ビットガンマ補正機能”を搭載しており、パネル表面にはアンチグレア処理も施されている。これらにより、Adobe RGB(Adobe Photoshop標準の色空間)、JMPAカラー(雑誌広告のオフセット輪転機向けの色基準)、JAPAN COLOR(日本の枚葉オフセット印刷の標準色)の標準色域をカバーできることから、デザイン、DTP、印刷、広告分野など、忠実な色再現が必要なプロフェッショナル用途に応えられるとしている。

画素ピッチは0.270mmで、輝度は200cd/m2、コントラスト比は430:1、応答速度は20ms、視野各は上下/左右176度。インターフェースはデジタルRGB(DVI-D)を搭載する。電源はAC100V~240Vで、消費電力は100W(パワーセーブ時7W以下)。本体サイズは幅473.0×奥行き211.9×高さ461.7mm、重量は約18.3kg(スタンド込み)。チルトは上25度/下5度。信号ケーブル(DVI-D⇔DVI-D、長さ2m)、ケーブルカバー、キャリブレーションソフトなどが付属する。

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