パナソニック コミュニケーションズ、パン&チルト対応の光学21倍ズームネットワークカメラ『BB-HCE481』を発売――PoE受電部を内蔵
2005年12月12日 18時25分更新
パナソニック コミュニケーションズ(株)は12日、パン&チルトが可能で光学ズームレンズを搭載したネットワークカメラの新製品として、PoE受電部を内蔵した『BB-HCE481』を2006年1月13日に発売すると発表した。価格は16万8000円。
『BB-HCE481』 |
『BB-HCE481』は、毎秒300度で最大350度の高速パン機能(水平回転)、毎秒200度で最大210度の高速チルト機能(上下回転)を搭載し、オートフォーカス対応の光学21倍ズームレンズを内蔵するとともに、IEEE 802.3af準拠のPoE(Power over Ethernet)の受電部を内蔵し、最大100m離れた場所のPoE給電装置から電源の供給を受けられるのが特徴。同社ではパン/チルト/光学ズーム搭載でPoEに対応したのは業界で初めてとしている。パン&チルトはクリック&センタリング機能やプリセット機能に対応し、ズームはデジタル2倍に対応。音声の双方向通信機能(トランシーバー方式/ADPCM/32kbps/300~3.4kHz)も搭載している。
撮像素子は38万画素の1/4インチカラーCCDを採用し、解像度は最大640×480画素。圧縮方式はJPEG(動画はMotion JPEG)を採用。本体には320×240画素の画像を約125枚記録できる。SDメモリーカードスロットを搭載しており、撮影画像を別売のSDメモリーカードに最大毎秒30枚(320×240画素ま、160×120画素)で記録できる。2GBのSDメモリーカードを使用すれば約11万5000枚の画像を保存でき、タイマー撮影で撮影間隔を1分おきに設定すれば、約80日ぶんの画像を時系列に沿って記録できるという。
インターフェースは、10/100BASE-TX、センサー用I/Oコネクター×3(入力2、出力1)、コンポジットビデオ出力(NTSC)を搭載する。通信プロトコルはTCP、UDP、IP、HTTP、FTP、SMTPなど主要なものをサポートしており、IPv6/IPv4デュアルスタックに対応している。最大50ユーザーを登録でき、同時アクセス数は最大30アクセス(音声受信は最大10アクセス)。セキュリティーはIP/パスワード/IPsecをサポートする。本体サイズは幅123×奥行き123×高さ140mm、重量は約650g。消費電力は最大約11W(パンスキャン時)、待機時約7W。対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me/98 SEで、IPv6を利用するにはWindows XP SP1以降が必要。ウェブブラウザーはInternet Explorer 6.0以降が必要となる。