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日本HP、Itanium 2搭載のブレードサーバー『HP Integrity BL60p』などを発表――2006年はブレードサーバー“離陸の年”に

2005年12月08日 20時15分更新

文● 編集部 内田泰仁

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『HP Integrity BL60p』

日本ヒューレット・パッカード(株)は8日、ブレードサーバー・システム“HP BladeSystem”のブレードサーバー新製品として、“インテル Itanium 2 プロセッサ”を搭載した『HP Integrity BL60p』と、『HP ProLiant BL20p Generation 3』の“デュアルコア インテル Xeon プロセッサ”搭載モデルの2製品を発表した。価格および出荷予定時期は、『HP Integrity BL60p』が66万8850円/2006年1月初旬、『HP ProLiant BL20p Generation 3』が50万4000円/2006年1月中旬。



筐体カバーを開放した状態の『HP Integrity BL60p』『HP BladeSystem p-Class サーバブレードエンクロージャ』に収納された『HP Integrity BL60p』および既存ブレードサーバー各種。混在収納および運用が可能
エンクロージャー内でのプラットフォーム/OSの混在例

日本HPはこれまで、“HP BladeSystem”のブレードサーバーとしては、x86サーバーブランドの“HP ProLiant”シリーズで製品を展開していたが、今回発表された『HP Integrity BL60p』は、Itanium 2を搭載する上位ブランド“HP Integrity”シリーズに属する初のブレードサーバーとなる。既存の“HP ProLiant”ブレードサーバーとハードウェアの基本設計は統一されており、“HP BladeSystem”のサーバブレードエンクロージャー『HP BladeSystem p-Class サーバブレードエンクロージャ』内に両ブランドのブレードサーバーを混在して収納することも可能だという(6Uのエンクロージャー1基あたり最大8台収納可能)。

現時点での対応OSはHP-UX。同社では“HP Integrity”ブレードサーバーの投入により、従来の“HP Superdome”“HP Integrity”のスケールアップ型システムに加えて、スケールアウト型システムにおいても、商用UNIXを含む複数OS混在環境の統合ニーズに応えるとしている。

『HP Integrity BL60p』の主なスペックや機能は以下のとおり。

CPU
Itanium 2-1.60GHz(3次キャッシュ3MB)、最大2基搭載可能
チップセット
HP zx1チップセット
メモリー
PC2100 DDR SDRAM、最大8GB
インターフェース
10/100/1000BASE-T Ethernet×4、2Gbitファイバーチャネルコントローラー×2、Ultra320 SCSI
HDD
最大2台内蔵可能、ホットスワップ対応
管理/運用/障害対策機能
統合管理環境“ HP Systems Insight Manager”、遠隔管理機能“HP Integrity iLO”に対応
“HP Integrity”シリーズ向けのバーチャルマシン技術“HP Integrity Virtual Machine”、プロセスグループごとに動的にサーバーリソースを配分する“HP Secure Resource Partition”などの技術に対応
メモリーエラー対策機能、プロセッサー障害予防機能を実装

『HP ProLiant BL20p Generation 3』

一方、既存製品の『HP ProLiant BL20p Generation 3』では、新たに同社ブレードサーバーとしては初採用となるデュアルコア Xeon-2.80GHzの搭載モデルがラインナップに追加された。このほかの仕様は従来と同様で、搭載可能CPU数が最大2基、チップセットがインテルE7520、メモリーは最大8GB(PC3200 DDR2 SDRAM、デュアルチャネル対応)、HDDインターフェースがUltra320 SCSI(ホットプラグ対応)、通信機能が10/100/1000BASE-T Ethernet×4、など。

エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 インダストリー スタンダード サーバ製品本部 本部長の上原宏氏“HP BladeSystem”によるHPのブレードポートフォリオ

この日行なわれた記者説明会で製品および戦略の概要を説明した同社エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 インダストリー スタンダード サーバ製品本部 本部長の上原宏氏によると、日本市場の伸びは同社の予想をやや下回ってはいるものの、グローバル/日本市場ともに同社ブレードサーバー製品群の売上は順調に推移しているという。同社は2005年をブレードサーバー・ビジネスの“滑走の年”と位置付け、これまでに、エンドユーザー向けのセミナー、ブレードサーバーならではのサービス(従量課金制度など)の開始、同社内におけるスペシャリスト育成、パートナー育成プログラムを実施してきているが、2006年は“離陸の年”として、普及のさらなる拡大に努めていくとしている。

『HP Integrity BL60p』の説明を行なったエンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 ビジネスクリティカルサーバ製品本部 本部長の榎本敏之氏(写真左)。新製品により“HP Integrity”ブランドによるスケールアウト型システム統合や、“HP BladeSystem”によるx86/RISCプラットフォームの統合を実現すると述べた
『HP Integrity BL60p』の導入事例として紹介された、全日本空輸(株)のケース

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