インテルの新チップセット“Intel 975X Express”を搭載した初のLGA775対応マザーボード「GA-G1975X」のサンプル展示中!
2005年11月22日 23時35分更新
今月14日にインテルから発表された新チップセット“Intel 975X Express(以下:i975X)”を搭載した初のLGA775対応マザーボード「GA-G1975X」がGigabyteから登場した。入荷されたのはサンプル版で、現在TWOTOP秋葉原本店にて展示中だ。
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新チップセット“Intel 975X Express”を搭載した初のLGA775対応マザーボード「GA-G1975X」 |
“i975X”は従来の“i955X”の上位モデルとなるチップセット。対応FSBは1066/800MHzで、North bridgeと接続されるPCI Expressのレーン数をBIOSから変更できるようになったのが特徴だ。具体的には2本のPCI Express x16スロットを1本だけ16レーンで使用、もしくは2本を8レーンずつ使用(PCI Express x8+PCI Express x8)といった感じだ。なお組み合わされるSouth bridgeは、Serial ATA II(RAID対応)などをサポートするお馴染みの“ICH7R”となる。
ただ、ここで当然気になるのがビデオカード2枚挿しによる“nVIDIA SLI”またはATI“CrossFire”の対応状況。Gigabyteによると「どちらもサポート予定だが、具体的な日時は不明」とのこと。発売までになんらかのアナウンスがされることに期待したい。
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同社独自開発という冷却システム「デュアル スラスター クーラー」 | “ターボジェットテクノロジー”と呼ばれ、CPUやNorth bridge、メモリなどを冷却しPCケース外へ排気する |
肝心のマザーボード本体は、これまた派手なギミックを搭載している。その名も「デュアル スラスター クーラー」。同社独自開発というこのクーラーは“ターボジェットテクノロジー”と呼ばれ、CPUやNorth bridge、メモリなどを冷却しPCケース外へ排気するという。一部他社製品でも見られた作りだが、CPUのソケットを挟み込むように配置された2本の円筒状の物体には2個のファン、計4個ものファンを搭載するなんともド派手な冷却システムだ。今のところ回転数やノイズレベルは不明、取り付け可能なCPUクーラーを選びそうなどという点はありそうだが“冷却効果”という意味では威力を発揮してくれことだろう。
拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x4×2(1本はPCI Express x4/もう1本はPCI Express x1動作)、PCI×2、DDR2 DIMM×4(DDR2-533/667)という構成。ご覧のように2本のPCIがPCI Express x16スロットに挟まれるという珍しい構成のため、大型のビデオカード2枚挿しの環境などでは拡張性が犠牲になるという場合も考えられるので注意が必要かもしれない。その他、オンボードインターフェイスはIEEE1394やギガビットイーサネット、Serial ATA II(RAID対応)に加え、サウンド機能として“Sound Blaster Live! 24bit”を採用するのも特徴のひとつ。今のところ発売予定は12月上旬を予定。価格は3万円前後になるとのことだ。
