やや厚くなったが、収納性に優れるフラットボディー
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レンズが飛び出さない“折り曲げ光学系”を採用することで薄型化した“サイバーショットT”シリーズの最新モデル『DSC-T9』は、光学式手ぶれ補正機能を新搭載した強力なスナップカメラとなった。
サイバーショットTシリーズ特有の薄型ボディと上下スライド式レンズカバーというデザインをほぼそのまま継承しているが、手ぶれ補正機構を搭載したためか、本体の厚みは16.8mmと、Tシリーズでは最薄の『DSC-T7』(厚さ14.7mm、最薄部9.8mm、3月発表)に比べて若干厚い本体となっている。色は評価機のシルバーのほか、ブラックも選べる。
本体の厚さは均一ではなく、曲面を組み合わせた複雑な面で構成されているが、レンズカバーによって一見フラットに見えるよう工夫されている。DSC-T7のレンズカバーは前面から見て左半分しかなかったが、DSC-T9では8月に発表された『DSCーT5』と同じ左右両端まで伸びるタイプとなった。カバーの下側には金属製の別パーツとなっているが、この部分が撮影時やカバーの開閉時に適度な指掛かりとなる。ホールド性に難があるコンパクト機が多い中で、この細かな配慮はありがたい。
電源連動のレンズカバーは下へスライドさせると撮影可能となる。閉じているときは一体感のあるフラットな印象となる。 | “MENU”ボタンを押すと液晶下部にメニューバーが表示されるサイバーショットシリーズではおなじみのGUIを採用。文字表示は大きく見やすいほか、設定変更を行なうと変更した内容が大きなアイコンで示されるのも分かりやすい。 |
指掛かり用の突起があるにもかかわらず、レンズカバーは邪魔になりにくいデザインとなっている。右側面に電池室のフタがあるだけのシンプルなデザインだ。 | 上からみるとグリップ部が、下から見るとレンズ部が太いという独特のボディー形状が分かる。上面にあるのは左から電源ボタン、レリーズ、手ぶれ補正ボタン。下面には三脚穴が用意されている。 |
このほかDSC-T7では、三脚を使用するためにアダプター(スタンド)を使う必要があったが、本機では底面に三脚穴が用意されている。スナップカメラでもセルフポートレートや風景/夜景時に三脚を利用することがあるので、この点も高く評価したい。