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アスキーソリューションズ、Outlookとの連携機能を強化したメールサーバー『MDaemon 8』日本語版を発売

2005年11月17日 22時25分更新

文● 編集部

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(株)アスキーソリューションズは17日、米Alt-N Technologies(アルトエヌ テクノロジー)社が開発したセキュリティー機能搭載メールサーバーソフト『MDaemon 8(エムデーモン)』日本語版を発売すると発表した。小規模ユーザー向けの“Standard版”と、大規模なエンタープライズ環境にも対応した“Pro版”をラインアップする。同社のオンラインショップでも販売し、価格はStandard版が2万1000円から、Pro版が6万3000円から。

メイン画面 予定表画面
メイン画面“WorldClient”の予定表画面
製品パッケージ
『MDaemon 8』日本語版

『MDaemon 8』は、2004年6月に発表した『MDaemon 7』のバージョンアップ版。ウイルスやスパムメール、未知の送信者からのメールへの対応などのセキュリティー機能を強化するとともに、グループウェア機能を拡張したのが特徴。Pro版では、ウイルス対策エンジンは“AntiVirus for MDaemon”がオプションとして用意され、メールに関しては、なりすましを防止するためのメール検証技術として“DomainKeys(ドメインキー) Identified Mail”(DKIM)に対応したほか、ブラックリスト/ホワイトリストにない送信元からのメールに対してSMTPセッションのエラーによる再配信をすぐに行なわず、一定の時間監視してスパムメールか識別する“グレーリスト”がサポートされた。

グループウェア機能として『Outlookコネクタ』をオプションとして提供することで、Outlookを利用したメール送受信機能や、予定表/仕事/連絡先などのデータ共有が可能になった。これによりMicrosoft Exchange Serverが不要となり、これらの機能を低価格で導入できるとしている。また、ウェブメール“WorldClient”のインターフェースも変更され、予定の作成や会議の予約、アドレス帳の管理などが容易になったという。そのほか、単語フィルターやブラックリストシステムなどのスパム解析方法による誤解析や漏れを回避するための“ハッシュキャッシュ”もサポートされている。

対応OSはWindows Server 2003、Windows 2000 Server(SP3以降)/Advanced Server(SP3以降)。対応機種は動作クロック周波数が1GB以上のCPU、512MB以上(1GB以上推奨)のメモリーを搭載したPC/AT互換機。『Outlookコネクタ』を利用する場合には、Office 2000/XP/2003(Outlook 2000/2002/2003)が必要。



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