発売以来、大変な人気となっているAntec製PCケース「P180」だが、その姉妹モデルともいうべき製品「P150」が登場した。「P180」でもその独特の構造が特徴となっていたが、今回の製品のキーワードは“宙に浮く?”HDDだ。
「P180」の姉妹モデルともいうべき「P150」。「P180」に続く人気モデルとなるか、今後の売れ行きに注目 |
「P150」最大の特徴とも言えそうなのが、同社が「究極のサスペンションマウント“HDD懸垂システム”」と呼ぶ3.5インチシャドウベイ。写真のように3基のシャドウベイ内部にはワッカになった2本のゴムバンドが通されており、それらを左右から“ねじる”ことでHDDを固定するというものだ。結果、ネジ留めの必要が無いために防振、冷却性能はアップするということだろう。ちなみに、これとよく似た仕組みのHDDステイ「HD-SNR-01」が以前に発売されたことを覚えている人も多いかもしれない。
最大の特徴とも言えそうなのが、同社が「究極のサスペンションマウント“HDD懸垂システム”」と呼ぶ3.5インチシャドウベイ | パッケージ記載の装着例。2本のゴムバンド左右から“ねじる”ことでHDDを固定する。防振、冷却性能はアップするとみてよさそうだ |
ヘアライン加工を施したアルミを採用するケース全体のサイズは430(H)×205(W)×468(D)mm。上面と側面にはお馴染みの遮音パネルを装備し、背面には120mm角ファン(3段階調節可)を1基搭載している。ベイ数は5インチ×3、3.5インチ×1、シャドウ×4(そのうち前述のHDD懸垂システムは3)という構成。さらに先日単体販売が始まったばかりの同社製ケーブル着脱式430W電源「NeoHE 430」を標準搭載している点も見逃せない。価格は高速電脳で2万2800円、USER'S SIDE本店で2万3940円。「P180」に続く人気モデルとなるか、今後の売れ行きに注目したい製品だ。
内部。上面と側面にはお馴染みの遮音パネルを装備。ケーブル着脱式430W電源「NeoHE 430」を標準で搭載する | 背面。120mm角ファン(3段階調節可)を1基搭載 | |
ベイ数は5インチ×3、3.5インチ×1、シャドウ×4(そのうち前述のHDD懸垂システムは3)という構成 | フロント下部には92mm角ファンが2基オプションで搭載可能だ |