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プロント、NTTBP、米VLIが、無線LANを利用したイントラVoIPトライアルを実施

2005年11月11日 21時03分更新

文● 編集部

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(株)プロントコーポレーション、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(株)、米ブイ・エル・アイ(VL Inc.)は11日、プロントコーポレーションが展開するカフェ&バー“PRONTO”とカフェ“café SOLARE”の店舗において、無線LANを利用したイントラVoIPトライアルを実施すると発表した。

ネットワーク構成イメージ
ネットワーク構成

今回のトライアルは、プロントの店舗に設置されている無線LAN設備と(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの携帯電話機『FOMA N900iL』を利用して、プロント本社とプロント店舗、プロント社員の自宅を“プロントイントラネット”と位置付け、無線LANを利用したイントラVoIPサービスの受容性とビジネスモデルの検証を行なうのが目的。対象となる利用者は、プロント社員(スーパーバイザーなどの外勤者)。

“プロントイントラネット”上でのIP電話通信には、米VLIの開発したIP電話間の相互接続を行なう製品“MMVS(Mobile Managed VoIP Service”を採用し、NTTBPが運用を行なう。期間は14日から2006年3月末日まで。

『FOMA N900iL』は、IEEE 802.11b準拠の無線LANとFOMAによる携帯電話を利用できる複合端末。これまではIPコードレス電話機としての通話はイントラネット上の社内利用に限定されていたが、今回のトライアルでは、店舗の無線LAN網を利用することで、対応設備を持つ店舗において、IPコードレス電話機として利用できるようになる。

トライアルでの検証結果を基に、プロントでは、店舗の無線LAN設備とプロトンのイントラネットを連携させ、外勤者の利便性向上のために本格的導入を検討するとしており、NTTBPでは、携帯電話と無線LANの融合による新たなサービスの創造に向けて、商用サービスの提供を検討するとしている。

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