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【INTERVIEW】レトロなようで新しい、AMラジオが受信できるRADIDENの魅力はここだ

2005年11月15日 23時46分更新

文● 編集部 小林久

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[編集部] 携帯電話機にAMラジオを入れる利点は、どこにあるとお考えですか?
[中根] 製品導入に当たって放送局さんにもお話を伺う機会がありました。ラジオ番組はリスナーとの対話がメインで進みます。“ハガキ職人”という言葉があるように、昔ならハガキをポストに投函したのでしょうが、いまはほとんどのリスナーさんがメールでお便りを寄せてくるそうです。AMラジオの放送局は“リスナーさんとの対話”を大切にされています。放送局の担当者からは「番組を聞きながらiモードでメールを送信するというやり方も1台でできる。視聴者とラジオ局を近づける携帯電話機でもありますね」という感想をいただいてます。
[編集部] 最近、中高年向けの携帯電話機が話題になっています。らくらくホンとかツーカーSといった端末です。しかし、RADIDENは同じ中高年をターゲットにしながら、かなり異なるアプローチをされている印象を持ちました。
[中根] 私たちの考えとしては、使いやすさを前面に打ち出した商品性は必要ですが、いかにも高齢者に向けた分かりやすさ一辺倒の商品企画では、ターゲットとする年代になかなか受け入れてもらえないのではないかと考えました。だから最新の携帯電話機の流れに沿ったクールでかっこいいデザインを採用したわけです。
[編集部] 確かに1980年代テイストと近未来感が共存したデザインではありますね。
[中根] 弊社の調査ではメインターゲットとなる中高年の方々にはソニーファンが非常に多いことが分かっています。50歳の方を例にすると、ちょうど彼らが産声を上げた年に日本初のトランジスターラジオがソニーから発売されました。そして彼らが中学校に入るころにトリニトロンが市場に出た。社会人になったときにはウォークマン、32、3歳で8mmのハンディーカムが出てきて……という形で、人生のライフステージとソニーのプロダクトがリンクしてるんですね。これはあくまでも憶測ですが、それがソニーブランドへの親近感につながっているんじゃないかと思います。1980年代風のデザインが響くんじゃないかなと考えています。
[編集部] ラジオというと中高生のイメージもあります。深夜に受験勉強しながらラジオを聴くっていう文化は“いま風”ではないんでしょうか。一方で、中高年層の間で、深夜から早朝にかけての番組が静かなブームになっているとも聞きます。例えば、NHKの『ラジオ深夜便』という番組は“ゆっくりしゃべる”“懐メロをかける”といった内容が受けて、深夜帯に放送している番組としては考えられない高い聴取率を誇っているそうですね。
[中根] AMラジオというと野球、ニュース、株式など、比較的高い年齢層に向けた番組が充実しています。中高年の割合が高いのは昔からのようです。一方、携帯電話機のヘビーユーザーは若年層──10代、20代なんですね。携帯電話機にAMラジオが付くことで、若い方がラジオを聴き始めるきっかけになるのではないかと期待しています。

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