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NECビューテクノロジー、無線/有線LANに対応した液晶プロジェクター『ビューライトLT380』など2機種を発売

2005年11月07日 20時21分更新

文● 編集部

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NECビューテクノロジー(株)は7日、液晶プロジェクターの新製品として、無線/有線LANに対応し、解像度が1024×768ドットで輝度が3000ルーメンの『ビューライトLT380』(LT380J)と輝度が2500ルーメンの『ビューライトLT280』(LT280J)を21日に発売すると発表した。価格は、ビューライトLT380が52万2900円、ビューライトLT280が41万7900円。

『ビューライトLT380』
『ビューライトLT380』(LT380J)

『ビューライトLT380』と『ビューライトLT280』は、日本電気(株)のインターネットシステム研究所と共同開発した高速高画質符号化技術“スィートコンプレッション”を採用し、写真/文字/図形が混在したパソコンの画面を効率よく高速/高画質で伝送できるようにしたのが特徴。投写距離は21~300インチで、投写距離は0.7~10.9m。コントラスト比は600:1で、最大1600×1200ドットの圧縮表示も可能。付属する無線LANカード(IEEE 802.11b/g準拠)を装着し、ユーティリティーソフト『Image Express Utility2.0』をパソコンにインストールすれば、パソコン画面に表示した資料を信号ケーブルなしで投写できるほか、発表者のプレゼンテーション資料をキャプチャーしたり、ネットワーク経由でダウンロードしたりできる。1台のパソコンから複数のプロジェクターへの伝送や、1台のパソコンから複数のプロジェクターと複数パソコンへの画像の伝送などが可能で、パソコンを利用する複数の参加者がいる場合に、発表したい人が“発表者ボタン”をクリックするだけで投写画面を切り替えることもできる。ネットワークは有線LAN(10/100BASE-T)にも対応している。

ネットワーク設定はセキュリティーを含む自動設定に対応した“かんたん接続”機能(Windows XP/2000対応)を搭載しており、自動的に接続設定を行ない、終了時には自動的にパソコンやプロジェクターの設定を元に戻すようになっているうえ、終了時に“会議再開用ファイルの保存”を選択すればデスクトップ上にアイコンが作成され、2回目以降はアイコンのダブルクリックで接続できる。また、有線LANを利用してパソコンから電源のON/OFFや入力信号の切り替えを行なったり、プロジェクターからランプ寿命やエラーメッセージをメールで3ヵ所まで送信できる“メール通知機能”も搭載している。

画面調整機能は、市販のUSBマウスを接続して画面上で4点(四隅)をクリックするか、リモコンや本体ボタンの操作で台形歪みを補正する独自の3Dリフォーム機能“SQUARE SHOT”(上下±40度/左右±35度に対応)や、自動台形補正機能を搭載する。電源を入れてから約15秒で投写したり、電源を切ってから約30秒でファンが停止して移動/片付けが行なえる“クイックスタート&クイッククーリング”や、輝度を低減してランプ寿命を標準の2000時間から3000時間に長くする“ランプエコモード”も用意されている。ランプには200W DCランプ(エコモード時152W)を利用する。

入力端子は、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)×2、コンポジットビデオ(RCA)、Sビデオ(ミニDIN)、コンポーネントビデオ(RCA)を装備し、『ビューライトLT380』はデジタルRGB(DVI-D)も搭載している。USB端子はUSB 1.1準拠を搭載し、無線LANカードスロット兼用のPCカードスロット(Type II)も搭載する。スピーカーはモノラル(1.0W)。電源はAC100Vで消費電力は292W(ランプエコモード時230W、スタンバイ時16W、省電力時1W)。本体サイズは幅294×奥行き288×高さ120mm、重量は約3.5kg。リモコン、マウスレシーバー、無線LANカード、ソフトケース、レンズキャップなどが付属する。

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