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日本HP、セキュリティー機能を強化したコンバーチブルタイプのB5タブレットPC“HP Compaq tc4200 Tablet PC”を発売

2005年10月20日 19時35分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は20日、コンバーチブルタイプのB5タブレットPC“HP Compaq tc4200 Tablet PC”として、Pentium M 750-1.86GHzを搭載した『HP Compaq tc4200 Tablet PC (Centrino搭載モデル)』と、Celeron M 370-1.50GHzを搭載した『HP Compaq tc4200 Tablet PC (Celeron M搭載モデル)』の2モデルをラインアップする。価格は、Centrino搭載モデルが24万1500円、Celeron M搭載モデルが18万9000円。11月上旬に“HP Directplusオンラインストア”、“HP Directplusコールセンター”(TEL.03-6416-6777)、日本HP販売代理店で販売を開始する。

HP Compaq tc4200 Tablet PC
『HP Compaq tc4200 Tablet PC (Celeron M搭載モデル)』

“HP Compaq tc4200 Tablet PC”は、ノートパソコンスタイルではタッチパッド&ポイントスティックの“デュアル・ポイント”とフルサイズのキーボードで操作でき、液晶ディスプレー部を180度回転させてキーボードの上に重ねたタブレットスタイルでは、“デジタル・イレーサーペン”を使って文字を画面に直接入力できるコンバーチブル型のタブレットPC。セキュリティー機能が強化されているのが特徴で、セキュリティー機能を設定するアプリケーションソフト『HP ProtectTools(エイチピー プロテクトツールズ)セキュリティマネージャ』がプレインストールされており、内蔵セキュリティーチップによる暗号化や、複数のパスワードを一括管理できる“クレデンシャルマネージャ”、スマートカード/指紋認証/USBトークンなどを組み合わせたマルチファクター認証に対応しているほか、Windows上から各種ポートの有効/無効化などのBIOS設定を行なうこともできる。

また、モバイルパソコンとして信頼性を高めるために、独自の“モバイルデータプロテクションシステム”によるHDDのデータ保護機能を搭載する。HDD内にバックアップイメージを作成するためのソフト『Altiris ローカルリカバリ』も用意されている。外装にはマグネシウム合金を採用して強度を高め、パームレスト部には防弾/防爆用素材の“レキサン”を使用、キーボードやタッチパッドなどには耐久性の高いインモールド・ラミネーション・コーティングを採用している。キーボードと本体の間には静電/非浸透フィルムを挟み込むことで、液体の侵入や静電気による故障を防ぐようにしたという。本体サイズは幅285×奥行き235×高さ34.3mm(最薄部)、重量は約2.08kg。

『HP Compaq tc4200 Tablet PC (Centrino搭載モデル)』は、Pentium M 750-1.86GHz、グラフィックス機能を統合したモバイルインテル915GM Expressチップセット、512MBのメモリー(PC4200準拠DDR2 SDRAM)、60GBのHDD(Ultra ATA/100)、デジタイザー内蔵の12.1インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載する。インターフェースは、USB 2.0×3、赤外線通信(Fast IrDA)、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)、Sビデオ出力(NTSC/PAL対応)、内蔵マイク、ステレオマイク入力、ステレオヘッドフォン/ラインアウトほかを装備し、通信機能は、IEEE 802.11a/b/g準拠無線LAN、10/100/1000BASE-T、56kbpsモデム、Bluetooth 1.2を搭載する。拡張スロットはPCカード(Type I/II、CardBus対応)用とSDカード用を搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーを利用し、標準バッテリーで5.4時間、オプションの“セカンダリバッテリ”を装着すれば11時間の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。OSにはWindows XP Tablet PC Edition 2005をプレインストールする。保証期間は3年間。

『HP Compaq tc4200 Tablet PC (Celeron M搭載モデル)』は、CPUをCeleron M 370-1.50GHzに、メモリーを256MBに、HDDを40GBに変更し、無線LAN機能がIEEE 802.11b/g準拠となるモデル。

両モデルとも、専用オプションとして、デジタルイレーサーペンを用意する。直販価格は4410円。メモリーやセカンダリバッテリ、ドッキングステーションなどは、“HP Compaq”ブランドのノートパソコン用オプションが共通で利用できる。

同社では、社内や外出先でのプレゼンテーションを多用する企業や、学校などでの教育用途、医療/福祉現場での利用などをターゲットに販売するとしている。

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