初のデュアルコアを採用するXeonが本日デビューした。発売されたのは「デュアルコア インテルXeon-2.8GHz」(以下:デュアルコアXeon)。価格は約14万円で、販売ショップによるといずれも「ごく少量の入荷」という。
|
---|
初のデュアルコアを採用するXeonが本日デビュー |
|
---|
発売されたのは「デュアルコア インテルXeon-2.8GHz」。Xeonシリーズとしては、初のデュアルコア採用の製品だ |
「デュアルコアXeon」は、今月11日に発表されたマルチコアサーバープラットフォーム向けの新CPU。同社のデュアルコアCPUとしては、デスクトップPC向けの「Pentium D」などが発売されているが、サーバー/ワークステーション分野向けのXeonシリーズとしては、初のデュアルコア採用の製品となる。
発売された「デュアルコア Xeon-2.8GHz」は、現行のシングルコアXeonで採用されているコア“Irwindale”と同等の機能を備えたコアを2基“Paxville DP”を搭載するCPUで、2次キャッシュメモリはコアごとに2MBずつ(計4MB)を搭載。“Hyper-Threading”機能により、OS上から見える論理プロセッサー数が4つ、さらにデュアルCPU構成では8つとなる。その他、FSBは800MHzでTDPは約135W。64bit拡張技術(EM64T)やエグゼキュート・ディスエーブル・ビット(NXbit)はもちろん、電力管理機能の“デマンド・ベース・スイッチング”機能などに対応する。
|
| |
---|
FSBは800MHzでTDPは約135W。64bit拡張技術(EM64T)やエグゼキュート・ディスエーブル・ビット(NXbit)はもちろん、電力管理機能の“デマンド・ベース・スイッチング”機能などに対応する | | パッケージは従来のシリーズと変わらない |
インテルのリリースおよびパッケージによると対応チップセットは“Lindenhurst”こと“E7520”。ただし販売ショップによると「現在販売されている“E7520”搭載マザーボードでは動作しないと思われ、詳細については確認中」との話も。またT-ZONE.PC DIY SHOPではインテル製マザーボード「E7520AF2」を対応マザーに挙げており、こちらは「価格9万800円で納期2~3日」としている。どちらにせよ、購入予定者は事前によく確認する必要がありそうだ。価格はドスパラ本店で13万9800円、T-ZONE.PC DIY SHOPで14万1540円となっている。
|
| |
---|
インテルのリリースおよびパッケージによると対応チップセットは“Lindenhurst”こと“E7520”だが…… | | 入荷数はかなり少ないとのこと |
【関連記事】
【取材協力】