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SLI構築が可能なキューブ型ベアボーンPC「SN26P」が登場! ただしシングルではPCI Express x8動作!

2005年10月12日 20時36分更新

文● 美和

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 キューブ型ベアボーンPCでは編集部が確認する限り初となるPCI Express x16スロットを2本搭載した「SN26P」がShuttleから登場した。チップセットに“nForce4 SLI”を使用したSocket 939マザーを搭載した製品で、本日より秋葉原の各ショップでの販売が開始されている。

本体
キューブ型ベアボーンPCでは編集部が確認する限り初となるPCI Express x16スロットを2本搭載した「SN26P」
スロット
内部を見るとこのようにPCI Express x16スロットが2本用意されている

 PCI Express x16スロットを2本搭載したことでSLI環境の構築が可能なこの製品。対応ビデオカードは下の写真のように、ASUSteK製の「Extreme N7800GTX/2DHTV/256M」Gigabyte製の「GV-NX78X256V-B」などの1スロット仕様の製品になる。T-ZONE.PC DIY SHOPではLeadtek製の「WinFast PX7800 GTX TDH MyVIVO」をSLIで動作させて検証を行なったとのことで、「“3DMark 05”を1時間連続で動作させたが問題なし」という。ただし、「現在は問題なく動いているが、10時間以上連続で“3DMark 05”を走らせた場合は危ないかもしれない。ビデオカード間の隙間がほとんどないため、熱でビデオメモリからやられてしまう可能性がある」という話だ。また、ショップのポップによると、ビデオカードをシングルで動作させる場合、マザーの仕様上PCI Express x8でしか動作しないので注意。そのほか、パッケージにオプションのヒートパイプユニット「SLI Heat-pipe coolong Unit」でビデオカードの冷却が可能としているが、同社に問い合わせたところ「発売の予定は今のところない」とのこと。SLI構築を目指すユーザーは冷却に相当に神経を尖らせなければならないだろう。
 マニュアルによるとスペックは、DDR 400対応のメモリスロット×2(最大2GB)のほか、Serial ATAコネクタ×4(RAID 0/1/0+1/5対応)を搭載。VIA製“VT6307”コントローラによるIEEE 1394、“Envy24”による8chオーディオ、“Marvell 8E111”によるギガビットイーサなどをオンボードで装備している。拡張スロットは5インチ×1、3.5インチ×2。350W電源を搭載しており、サイズは220(W)×325(D)×210(H)mm。各ショップでの価格は以下の表の通り。

対応表 注意
ショップで展示されているビデオカードの対応表ビデオカードをシングルで使用する場合にはPCI-Express x8でしか動作しないので注意
SLI オプション
Leadtek製「WinFast PX7800 GTX TDH MyVIVO」をSLI動作させているところ。このようにカード間にはほとんど隙間がないので排熱には気を配りたい写真右にオプションとしてヒートパイプユニット「SLI Heat-pipe coolong Unit」でビデオカードの冷却が可能としているが、同社に問い合わせたところ「発売の予定は今のところない」とのこと
クーラー 背面
本来はこの場所にヒートパイプユニット「SLI Heat-pipe coolong Unit」が搭載される予定だった。下に見えるのは容量350W電源背面はギガビットイーサーのほか、USB 2.0×4、8chオーディオ出力、S/PDIF(オプティカル/コアキシャル)などが用意されている
Shuttle
「SN26P」
\66,800 高速電脳
\66,980 TWOTOP秋葉原本店
\67,180 T-ZONE.PC DIY SHOP
\67,200 USE'S SIDE本店
アーク
※訂正:アークの価格が6万5800円とありましたが、これはショップ側の間違いでした。正しくは6万7200円になります。
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