本記事は、月刊アスキー2005年8月号の当該記事よりASCII24 Review向けに再編集して転載したものです。
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| 付属のカード型リモコン。PCastTVの基本的な操作はこのリモコンで行なえる。 |
「PC-MV31XR/PCI」の最大のポイントはロープロファイル対応のカード上にNECエレクトロニクスのゴーストリデューサ「μPD64031A」や3D Y/C分離を実行するLSI「μPD64083」を搭載することで、低価格モデルながら3D Y/C分離に3Dノイズリダクション、ゴースト低減といった高い映像品質を実現している点(3D Y/C分離と3Dノイズリダクションについては排他利用となる)。プログレッシブ表示のサポートなども行なっており、視聴時の映像品質は今回取り上げた製品の中ではもっとも高いといえる。
TVの視聴と録画を行なうソフトウェアはバッファローオリジナルの「PCastTV」。スクリーンにコントローラ、録画した番組のリストなどのウィンドウを同時に展開でき、さまざまな情報に一度にアクセスできるようになっている。TVの視聴機能はタイムシフトに対応しており、必要に応じて一時停止などのコントロールを実行可能だ。録画予約はiEPGをサポート。「TV王国」などのWebページから簡単に録画予約できる。そのほか録画する番組の記録先はタイトルごとに異なるフォルダを割り当てられ、録画後のファイル管理がラクに行なえる。
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| PCastTVの画面。右のリストウィンドウは、録画した番組などの一覧を表示するエリア。 | 設定画面では、3D Y/C分離と3Dノイズリダクションどちらを用いるかの選択などを行なう。 |
映像のトリミングやDVD出力に対応する編集ソフト「DVD Smart Edit」(デジオン製)がバンドルされ、PCastTVの操作を離れた場所から実行できるリモコンが付属するなど、実売8000円台とは思えない付加価値の高い製品である。
