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シマンテック、セキュリティー対策ソフト“ノートンシリーズ”の最新版を発表――使いやすさ/理解しやすさの向上とスパイウェア対策強化を図る

2005年09月30日 17時18分更新

文● 編集部 内田泰仁

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(株)シマンテックは30日、個人/SOHO向けインターネットセキュリティー対策ソフト“ノートン・シリーズ”の新製品として、スパイウェア対策機能も備えたウイルス対策機能/パーソナルファイアーウォール/スパムメール対策機能/プライバシー制御/保護者機能の各コンポーネントを搭載する統合セキュリティー対策ソフト『ノートン・インターネットセキュリティ 2006』、ウイルス/スパイウェア対策ソフト『ノートン・アンチウイルス 2006』、個人用ファイアーウォールソフト『ノートン・パーソナルファイアウォール 2006』の3製品を10月14日から順次発売すると発表した。

『ノートン・インターネットセキュリティ 2006』『ノートン・アンチウイルス 2006』『ノートン・パーソナルファイアウォール 2006』
新製品のパッケージ写真

今回発表された各製品のパッケージのラインナップと価格は以下のとおり(※1)。

ノートン・インターネットセキュリティ 2006
標準パッケージ:8925円
特別優待パッケージ:8190円
2ユーザ・パッケージ:1万4490円
2ユーザ特別優待パッケージ:1万2390円
5ユーザ・スモールオフィスパック:3万1970円
10ユーザ・スモールオフィスパック:6万1950円
 
ノートン・アンチウイルス 2006
標準パッケージ:7140円
特別優待パッケージ:4998円
2ユーザ・パッケージ:1万1340円
2ユーザ特別優待パッケージ:9240円
5ユーザ・スモールオフィスパッケージ:2万4990円
10ユーザ・スモールオフィスパッケージ:4万9980円
 
ノートン・パーソナルファイアウォール 2006
標準パッケージ:7140円

※1 いずれも1年間のセキュリティー情報アップデートサービスが付属。なお、“特別優待パッケージ”は、同社製品/他社製ウイルス対策ソフト/ISPのメールチェックサービスなどを利用している既存ユーザーを対象とした低価格パッケージ。

“ノートン・プロテクションセンター(Norton Protection Center)”の画面。各種操作/情報表示はすべてこの画面上からアクセスできる“セキュリティインスペクタ”の画面。セキュリティー上対応しなければならないことが発生した場合に表示され、このウィンドウ上から適切な対処手順を実行可能

新シリーズでは3製品に共通して、セキュリティー状況を簡単に確認できる一元的な表示/設定機能の搭載、さまざまなオンライン活動(ウェブ閲覧/メール送受信/ファイルダウンロードなど)とセキュリティーの関連性を理解しやすいセキュリティー情報の提供といった、幅広いユーザーにとって使いやすく分かりやすいインターフェース/情報表示機能“ノートン・プロテクションセンター(Norton Protection Center)”が新たに搭載された。また『ノートン・インターネットセキュリティ 2006』では、Windowsやブラウザーのセキュリティー設定(Windows Updateの設定など)/Windowsパスワード(パスワード設定の有無や解読しやすくないかどうかなど)/Windowsの各種サービスの設定(不要なサービスの動作状況など)/共有フォルダーの設定(共有すべきでないフォルダーが共有されていないかなど)などのセキュリティーリスクを自動検出し、警告表示や自動設定を行なう“セキュリティインスペクタ”も搭載する。

米シマンテック社 コンシューマプロダクト&ソリューション 製品管理担当シニアディレクターのローラ・ガルシア-マンリケ氏“リスクインパクトモデル”の基本概念。業界としての明確な基準や、有益/有害の線引きが難しいスパイウェア/アドウェアへの対応は、一律に“削除”という対応はせず、リスクのレベルに応じた対応を行なう

『ノートン・インターネットセキュリティ 2006』と『ノートン・アンチウイルス 2006』に搭載されるスパイウェア対策機能は、リアルタイム検出/自動駆除のほか、新たなスパイウェアによるコンピュータへの影響を未然に防ぐ機能を搭載し、多重的な防御レイヤーを利用した対策機能を備える。この日行なわれた記者発表会で新製品の概要を説明した米シマンテック社 コンシューマプロダクト&ソリューション 製品管理担当シニアディレクターのローラ・ガルシア-マンリケ(Laura Garcia-Manrique)氏によると、スパイウェアによるリスクに対応するには、従来のウイルス/ワームなどへの対策(一貫して削除する)とは異なるアプローチが必要だとしており、有益と有害の判断が困難な「グレーな範囲」のものに関しては個人の好みなどに応じて対応が選択できるなどの柔軟性を持たせる必要もあるとしている。

そこで同社では、セキュリティー上のリスクを判断する基準“リスクインパクトモデル”によりソフトウェアを評価し、これに従って対応を判断するというアプローチを行なうとしている。たとえば、同社が“高リスク”に分類したスパイウェアを発見した場合は自動修復/検疫を即座に実行するが、比較的リスクの低いスパイウェアの場合には、強制的に削除せずにまず警告(リスクの危険度/徴候/動作についての情報/該当ファイルの詳細/推奨される対策など)を表示する、といったアクションが取られる。また、削除した低リスクなアドウェアなどのファイルを復元する機能も持つ。

このほかの新機能/機能強化点は以下のとおり。

ファイアウォール学習(新)
インターネットにアクセスするソフトを認識/学習する機能。ソフトごとに制御ルールを設定可能(ノートン・インターネットセキュリティ 2006、ノートン・パーソナルファイアウォール 2006が搭載)
ホームページ保護(強化)
スパイウェアなどによってウェブブラウザーのデフォルト・ホームページを変更されるのを防止する機能(ノートン・インターネットセキュリティ 2006、ノートン・アンチウイルス 2006が搭載)
ノートン・クイックスキャン(強化)
必要に応じてメモリーとシステムファイルのみをスキャンする機能(ノートン・インターネットセキュリティ 2006、ノートン・アンチウイルス 2006が搭載)
侵入防止機能(強化)
侵入防止エンジンの防御プロセスを、脆弱性に対する攻撃に対応するものから、脆弱性自体に対する対応へと変更。これにより、脆弱性が悪用される前にコンピューターを保護可能だとしている(ノートン・インターネットセキュリティ 2006、ノートン・パーソナルファイアウォール 2006が搭載)

代表取締役社長の杉山隆弘氏

発表会の冒頭に登壇した、日本法人の代表取締役社長の杉山隆弘氏は、インターネットは幅広いユーザーの生活インフラの一部として「インターネットの仕組みやあり方を意識しなくても使えるとこにまで成長」したとしているが、それに伴って「スパイウェアやフィッシングのような複雑で巧妙な脅威も増えている」と述べ、インターネットの利便性と脅威はともに拡大傾向にあると指摘。また、最近の傾向としては、同社が27日に公表した最新の“インターネットセキュリティ脅威レポート”にも見られるように、金銭や秘密情報の詐取を狙った“営利目的のコードの拡大”が増加しているといる。

また杉山氏は、同社の製品が世界各国でユーザーから高い評価を得ているポイントとして「ウイルス対策だけではない総合的な対策製品を提供」「最も的確で正しいアップデート体制」の2点を強調。高度化/複雑化/悪質化が進むインターネット上の脅威に対して、「高度で複雑な脅威に対するシンプルで使いやすいソリューションの提供を目指す」と述べた。

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