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総務省とD-PA、アナログ地上波放送の停波に向けてシールを配布

2005年09月30日 15時51分更新

文● 編集部 小林久

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総務省と(社)地上デジタル放送推進協会(D-PA)は30日、アナログ地上波放送が2011年7月24日に停波することを広く告知するために告知シールを作成し、10月22日から量販店などで販売される地上アナログチューナー搭載テレビに貼付できるようにすると発表した。

告知シール
告知に使用されるシールを拡大したもの

3月の調査結果でアナログ放送停波の認知率が9.2%と1割を切る数字になったことを考慮しての施策。昨年度のアナログテレビの販売台数は約711万台とデジタルテレビの165万台を依然大きく上回る数字となっている。

第一段階として行なうのは、販売店に店頭展示されたアナログテレビへの貼付で、全国電機商業組合連合会、日本百貨店協会、日本チェーンストア協会、(社)電子情報技術産業協会(JEITA)と、売り上げ上位20社の量販店に働きかけている。総務省の担当者の説明では、これらの流通経路で約9割のテレビが販売されているという。

2006年6月以降の第2段階では、メーカーが製品を出荷する際にシールを貼付する。同時にテレビだけでなくDVDレコーダーやパソコンなどアナログチューナーを搭載した製品のすべてに貼付する方針とする。

デジタルシール
デジタルチューナー搭載機器表示シール。販売店が店頭展開に使用している“地上デジタル放送マーク”をベースとした

また、デジタルチューナー搭載機器であることを示すシール“デジタルチューナー搭載機器表示シール”(通称:デジタルシール)も作成。量販店などの求めに応じ、店頭展示されたデジタルチューナー搭載機に貼付できるようにする。

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