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秋冬デスクトップ新製品のTV録画機能付きパソコン総ざらえ

秋冬デスクトップ新製品のTV録画機能付きパソコン総ざらえ

2005年09月30日 18時53分更新

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秋冬デスクトップ新製品のTV録画機能付きパソコン総ざらえ

秋冬モデル新製品に見る、
2005年後半のTVパソコンのトレンドとは?

冬のボーナス商戦に向けた秋冬モデルのパソコン新製品が、大手メーカー各社から続々と発表された。各社の製品記事を見比べて頭を悩ませている人、暮れのボーナスの使い道の算段を早くも始めている人もいることだろう。発表時期が早かった製品の中には、すでに店頭に並んでいるものもあり、いち早く「新しいパソコンを買った!」なんて羨ましい人もいるかもしれない。ここでは、さまざまな秋冬モデル新製品の中でも、特に“TV表示・録画機能を搭載したデスクトップパソコン”について、最新機種の傾向や各社の製品の比較を行なってみたい。特に地上/BS/110度CSの各デジタル放送に対応した大画面TVやHDD/DVDレコーダーが各社から登場するなか、TVパソコンはこれにどう対応しているのかについても、ポイントを置いて解説したい。

 それでは各社の秋冬モデルTVパソコンについて、発表日順に見ていくことにしたい。まずは8月25日に新製品を発表した富士通(株)の“FMV-DESKPOWER”シリーズから。

インスタント機能が充実 富士通 FMV-DESKPOWER

32インチワイド液晶ディスプレー一体型の巨大パソコン『FMV-DESKPOWER TX90M/D』 『FMV-DESKPOWER LX55M』17インチのSXGA液晶ディスプレー一体型で、アナログTVチューナー内蔵
32インチワイド液晶ディスプレー一体型の巨大パソコン『FMV-DESKPOWER TX90M/D』『FMV-DESKPOWER LX55M』17インチのSXGA液晶ディスプレー一体型で、アナログTVチューナー内蔵

 FMV-DESKPOWERのラインナップは、32インチワイド液晶ディスプレーを備える巨大な一体型パソコン“TX”シリーズを筆頭に、20インチワイド一体型の“LX”シリーズの2種類が一体型、“H”シリーズと“CE”シリーズがセパレート型となっている。ハードウェア仕様面では、夏モデルからのマイナーチェンジが多いが、全製品がTVチューナーを搭載するTVパソコンである。中でもTXシリーズは、日本で販売されるパソコンの中では、最も大きなディスプレーを一体型としたパソコンである。

 他社の製品と比べた場合の特徴として、Windowsを起動せずにTVを視聴できる、いわゆるインスタント機能を搭載する製品が多い点が挙げられる。もっともTV視聴だけでなくTV録画やDVD視聴まで可能なのは、TXシリーズとLXシリーズだけ。Hシリーズの『H70M9V』、CEシリーズの『CE70M9V』は、付属液晶ディスプレーが内蔵するTVチューナー機能により、単独のTVとして使えるだけである。TX&LXシリーズでインスタント機能を提供している“インスタントMyMedia”は、他社製品のインスタント機能と比べて、機能の充実したソフトウェアである。他社製品ではインスタント機能使用時にHDDに録画できないものが少なくないが、インスタントMyMediaではHDDとDVD-RAMへの録画が可能だ。もちろんHDD内に録画したビデオは、Windows側からも視聴可能である。

『FMV-DESKPOWER H70M9V』。独立したTVチューナーを備える19インチSXGA液晶ディスプレーが付属する 本体とディスプレーのデザインが一新された『FMV-DESKPOWER CE70M9V』。H同様、ディスプレー側にもTVチューナーを備えている
『FMV-DESKPOWER H70M9V』。独立したTVチューナーを備える19インチSXGA液晶ディスプレーが付属する本体とディスプレーのデザインが一新された『FMV-DESKPOWER CE70M9V』。H同様、ディスプレー側にもTVチューナーを備えている

 デジタルTV放送への対応も積極的で、TXシリーズの『TX90M/D』とLXシリーズの『LX90M/D』が、地上/BS/110度CSデジタル放送対応チューナーと、デジタル放送処理用に独自開発した“セキュアーLSI”を搭載。デジタル放送をハイビジョン品質のまま、視聴・録画を可能としている。さらにデジタル放送とアナログ放送を同時に録画することも可能で、アナログTVチューナーを2台内蔵するTX90M/Dに至っては、アナログ2番組とデジタル1番組の同時録画も可能となっている(アナログ2番組の同時視聴も可能。デジタルとアナログの同時視聴はできない)。予想実売価格は42万円前後と、パソコンとしては高価な部類だが、32インチワイド液晶TV、デジタル放送対応のHDD/DVDレコーダー、3GHzのPentium 4を搭載するパソコンがひとつになった製品と考えれば、むしろお買い得といってもいいだろう。



直販モデルでデジタル放送対応 ソニー VAIO

新デザイン採用&デジタル放送モデルも登場した“VAIO type V”シリーズ。左が20インチワイドモデルで、右は17インチワイドモデル
新デザイン採用&デジタル放送モデルも登場した“VAIO type V”シリーズ。左が20インチワイドモデルで、右は17インチワイドモデル

 TV録画機能付きパソコンを世に広めたソニー(株)の“VAIOデスクトップ”シリーズは、フラグシップとなるマイクロタワー型パソコン“VAIO type R”を筆頭に、

  • 大型液晶ディスプレー一体型の“VAIO type V”
  • 15インチ級液晶ディスプレー一体型の“VAIO type M”
  • セパレート型省スペースデスクトップの“VAIO type H”

の4シリーズがラインナップされている。この中でTVチューナーを搭載していないのは、VAIO type Mの下位機種1製品だけで、それ以外はすべてがTV録画機能を備えている。

新設計の筐体を採用し、冷却効率を強化したVAIO type R『VGC-RC50L7』17インチ液晶ディスプレーセットモデル
新設計の筐体を採用し、冷却効率を強化したVAIO type R『VGC-RC50L7』17インチ液晶ディスプレーセットモデル

 秋冬モデルのVAIOデスクトップの傾向としては、ダブルアナログTVチューナー搭載モデルの大幅な拡充と、デジタル放送機能搭載製品の登場が挙げられる。また直販サイト“ソニースタイル”で販売されるCTOモデルが、“VAIO OWNER MADE”モデルと名前を変え、ラインナップや選択可能なパーツ類が拡充された。

 まずダブルチューナーについては、type R、V、Hの店頭販売モデル全製品が、ダブルアナログTVチューナーとカナダViXS Systems社製MPEG-2エンコーダー“XCodeII-L”を搭載する新MPEG-2エンコーダーカードを内蔵することになった。シングルチューナーのみなのはtype Mだけである。また付属の統合AVソフト“Do VAIO”も、2番組同時録画に対応している。ちなみにOWNER MADEモデルなら、チューナーを1基にした構成も選択可能である。

20インチワイド液晶ディスプレーが付属するVAIO type H『VGC-H71B2R』
20インチワイド液晶ディスプレーが付属するVAIO type H『VGC-H71B2R』

 デジタル放送対応機能には、VAIO type Vの直販モデル(スペック変更不可のソニースタイルモデル)『VGC-VA200DS』が対応している。20インチワイド液晶ディスプレー一体型のパソコンで、250GB HDDを2台内蔵するなど、type Vシリーズの最上位製品という位置づけだ。地上/BS/110度CSデジタル放送の、ハイビジョン品質での表示と録画が可能である。ダブルアナログTVチューナーも搭載しているが、デジタル放送の表示/録画にマシンパワーを取られるため、アナログ放送とデジタル放送の同時録画は行なえない。

 またビデオ編集用途を重視したtype Rシリーズは、全機種がデュアルコアCPUのPentium Dを搭載するほか、2台のHDDを内蔵(160GB×2台)している。ハイビジョンハンディカム『HDR-HC1』との連携により、ハイビジョン品質で録画された映像を、内蔵MPEG-2エンコーダーチップを使ってより高速に編集処理が行なえるとしている点も特徴といえよう。

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