松下電器産業(株)は27日、ノートパソコン“Let'snote”シリーズの個人向け店頭販売モデルとして、DVDマルチプラスドライブ搭載のB5ファイルサイズモバイルノート『Let'snote LIGHT W4』、B5ファイルサイズモバイルノート『Let'snote LIGHT T4』、B5サイズサブノート『Let'snote LIGHT R4』、DVDマルチプラスドライブ搭載のA4モバイルノート『Let'snote LIGHT Y4』の新モデルを10月21日に発売すると発表した。なお各製品は、松下ネットワークマーケティング(株)が運営するオンラインショッピングサイト“パナセンス”専用モデルと法人向けモデルとして、Let'snote W4/T4/R4/T4の製品名で販売される。なお、“パナセンス”でのダイレクト販売では、一部スペックのカスタマイズやカラー天板の選択が可能。
『Let'snote LIGHT W4』 | 『Let'snote LIGHT T4』 | |
『Let'snote LIGHT R4』 | 『Let'snote LIGHT Y4』 |
“Let'snote”シリーズの2005年秋モデルは、4月末に発表された夏モデルをベースに一部のスペックを強化したマイナーバージョンアップ。基本となるプラットフォームは、Pentium M+Intel 915GMS+インテル PRO/Wireless 2915ABG ネットワーク・コネクション(※1)からなる“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を前シリーズに引き続き採用し、Y4のCPUとW4/T4/R4のHDDがそれぞれ強化されている。また、筐体設計には特に変更はなく、『Let'snote LIGHT W4』『Let'snote LIGHT T4』は耐100kg、『Let'snote LIGHT R4』『Let'snote LIGHT Y4』は耐50kgの耐加重設計(天板への全面加圧に対して)を継承する。外観上の変更点は、『Let'snote LIGHT Y4』のキートップの文字印刷が他の3機種と同じくレーザー印刷となった点のみ。
※1 国際標準の新IEEE 802.11a規格に今モデルから対応。IEEE 802.11aの対応チャネルはJ52/W52/W53主な共通のスペックは、CPUが超低電圧版Pentium M 753-1.2GHz(W4/T4/R4)または低電圧版Pentium M 778-1.6GHz(Y4のみ)、メモリーが512MB(DDR2 SDRAM、最大1GB。メモリースロットはMicroDIMM×1)、HDDが60GB、グラフィックス機能はチップセット内蔵、通信機能はIEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN、10/100BASE-TXのEthernet、V.90対応56kモデム。光ディスクドライブを内蔵するW4/T4の2機種は、パームレスト部がドライブの蓋となっている“シェルドライブ”構造の“スーパーマルチドライブ”を今回も採用する(記録/再生速度は、DVD-R/RW:記録2倍速/再生4倍速、DVD-RAM:記録/再生2倍速、DVD+RW/+R:記録2.4倍速/再生4倍速、DVD-ROM:再生8倍速、CD-R:記録24倍速、CD-RW:記録10倍速、CD:再生24倍速)。
インターフェース類は、USB 2.0×2、SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(TypeII×1)、外部ディスプレー出力(ミニD-Sub15ピン)、マイク入力、ヘッドフォン出力。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、バッテリーの最大充電量を80%に制限し、バッテリー自体の寿命を延ばす“エコノミーモード(ECO)”を引き続き搭載する。OSはいずれもWindows XP Professional SP2。
このほかの各機種のスペックと編集部による予想実売価格は以下のとおり。
- Let'snote LIGHT W4
- 液晶ディスプレー:12.1インチ(表示解像度1024×768ドット)
- バッテリー駆動時間:約8時間(JEITA測定法1.0)
- 本体サイズ/重量:幅268×奥行き210.4×高さ44.3(最薄部24.9)mm/約1199g
- 予想実売価格:24万5000円前後
- Let'snote LIGHT T4
- 液晶ディスプレー:12.1インチ(表示解像度1024×768ドット)
- バッテリー駆動時間:約12時間(JEITA測定法1.0)
- 本体サイズ/重量:幅268×奥行き210.4×高さ44.3(最薄部24.9)mm/約1260kg
- 予想実売価格:21万5000円前後
- Let'snote LIGHT R4
- 液晶ディスプレー:10.4インチ(表示解像度1024×768ドット)
- バッテリー駆動時間:約7時間(JEITA測定法1.0)
- 本体サイズ/重量:幅229×奥行き183.5×高さ41.6(最薄部24.2)mm/約999g
- 予想実売価格:20万円前後
- Let'snote LIGHT Y4
- 液晶ディスプレー:14.1インチ(表示解像度1400×1050ドット)
- バッテリー駆動時間:約9時間(JEITA測定法1.0)
- 本体サイズ/重量:幅309×奥行243×高さ46(最薄部33)mm/約1530g
- 予想実売価格:26万5000円前後
なお、W4にのみ、Microsoft Office Personal Edition 2003がプレインストールされたモデルが別途用意される。編集部予想実売価格は27万円前後。また、キャンペーンとして、T4用の“軽量バッテリー”(通常バッテリーの約半分の重量/容量のバッテリー。バッテリー駆動時間は約5時間、装備時の本体重量は約1040g)のモニタープレゼントキャンペーンが実施するという。
“グリーンオリーブ” | “ブルーベリー” | “ローズヒップ” | ||
W4/T4用の新色カラー天板 |
“パナセンス”のダイレクト販売では、
- HDDの変更(通常の60GBから100GBへ)
- カラー天板への変更(T4/W4は新色3色を含む14色、R4は11色、Y4は7色)
- メモリーの増設
- Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストール
- キートップのプリントからひらがなを廃した“ローマ字すっきりキーボード”への変更
といったカスタマイズが可能。また、従来は生産の関係からカラー天板選択時には対応できていなかったという“最短3日配達”に今回から対応するほか、新機種発売キャンペーンとして、HDD 100GB選択時のメモリー増設割引サービス(256MB増設:+0円、512MB増設:+1万7850円)、T4用軽量バッテリーのモニタープレゼント、“AIR-EDGE”通信カードの優待価格販売などを行なうとしている。
また、法人向けモデルとしては、店頭モデルと同スペックのラインナップのほか、以下のラインナップが用意される。発売は10月下旬(W4のDVD-ROM&CD-R/RWドライブ搭載モデル2製品についてのみ11月中旬)。
- Let'snote W4
- DVD-ROM&CD-R/RWドライブ搭載モデル
- 無線LAN非搭載/DVD-ROM&CD-R/RWドライブ搭載モデル
- Let'snote T4
- 軽量モデル
- 無線LAN非搭載モデル
- 無線LAN非搭載/軽量モデル
- Let'snote R4
- 無線LAN非搭載モデル
- Let'snote Y4
- DVD-ROM&CD-R/RWドライブ搭載モデル
- XGA液晶ディスプレー搭載/DVD-ROM&CD-R/RWドライブ搭載モデル
- 無線LAN非搭載/XGA液晶ディスプレー搭載/DVD-ROM&CD-R/RWドライブ搭載モデル