TVチューナ/キャプチャと言えば、かつてはソフトウェアエンコードかハードウェアエンコードかで価格による棲み分けができていた。しかしこのところハードウェアエンコード製品の低価格化が進み、店頭に並ぶ製品の数では圧倒しているという状況だ。今回は内蔵/外付けなどすべて含めて、ハードウェアエンコード方式のTVチューナ/キャプチャ製品の価格を調査した。
大まかな価格帯は、ダブルチューナで2万円台以上、シングルチューナ/高画質化回路搭載で1万円台、そして高画質化回路を搭載しないもっともシンプルな製品で1万円前後から1万円以下というところ。数年前を考えれば、ハードウェアエンコード製品が1万円以下で買えてしまうというのは夢のような話だ(実際そのあおりを受けてか、ソフトウェアエンコード製品は5000円未満の超低価格帯で生き残るのみだ)。ショップに話を聞いてみても、1万円未満から1万数千円程度の製品が売れ筋となっており、2万円を越える高価格製品はなかなか売れなくなっているという。
高画質化回路を搭載しつつ1万数千円という製品もあり、激しい価格競争になっているようだ |