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松下電器産業、5.1ch再生に対応したバーチャルサラウンドヘッドホンの新モデル『RP-WH7000』を発表──拡張性を重視

2005年09月20日 20時39分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)は20日、ワイヤレスサラウンドヘッドホンの新製品『RP-WH7000』を11月15日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格は4万円前後。月産台数は2000台。

RP-WH7000RP-WH7000

RP-WH7000は、2004年12月に発売された『RP-WH5000』の上位モデルで、独自の仮想サラウンド技術“パーソナルサラウンド”により、5.1ch同様のサラウンド再生が可能。ヘッドホンはオープンエアータイプで、ドライバーユニットは従来製品の40mmから50mmと大口径なものを使用し、かつ高磁力ネオジウムマグネットを採用することで、低音から高音まで音の再現性が高まったという。再生可能な周波数帯域は10Hz~24kHz。

トランスミッター部に搭載する端子は、従来光デジタル入力とアナログ入力をそれぞれ1系統ずつ装備するだけだったが、今回光デジタル入力端子を2系統に増やしたほか、光デジタルスルー出力とヘッドホン出力端子も追加した。同社では「複数のAV機器をヘッドホンに接続したり、2人以上でDVDを視聴する際に便利」としている。また、ヘッドホン単体での販売(RP-WH7000H)も行なわれ、ひとつのトランスミッターから送信された音声を2台以上のヘッドホンで聴取することも可能。RP-WH5000も増設用に利用できる。

前面にはヘッドホン端子を追加。背面の光デジタル入力端子は2系統となり、AVアンプや他の機器へのスルー出力も可能となった

トランスミッター部とヘッドホン部の通信は、デジタル赤外線伝送方式で、到達距離は約10m。赤外線の発光ダイオードを従来の12個から16個に増設することにより、伝送範囲は左右55度に広がったという。

満充電までの時間は従来16時間だったが、今回から2時間に大幅に短縮された。バッテリーは単3形のニッケル水素充電池で約10時間の使用が可能。アルカリ乾電池(15時間)とマンガン乾電池(5時間)も利用できる。また、ヘッドホン側にある充電用の電極は2個所あり、収納時には従来の縦置きのほか、横置きも可能となった。「ラックなどへの収納性を考えて、2種類の収納方法を用意した」という。

トランスミッター部が内蔵するデコーダーは、ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIに対応。音場効果は“CINEMA”“MUSIC”“VOICE”の3種類が選べる。

トランスミッター部のサイズは幅203×奥行き164×高さ141mmで、重量は約375g。収納時のサイズは縦置きの場合が幅W210×奥行き164×高さ260mmで、横置きの場合が幅210×奥行き280×高さ141mm。ヘッドホンの重量は約320gとなる。

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