このページの本文へ

ソニー、2.5インチ回転式液晶で自分撮りができる静止画/動画対応“ムービーサイバーショット”『DSC-M2』など2機種を発売

2005年09月13日 22時55分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニーマーケティング(株)は13日、回転式の2.5インチ液晶ディスプレーを搭載し、静止画と動画の撮影が可能な“ムービーサイバーショット”『DSC-M2』を10月21日に、有効1030万画素の大判CMOSセンサーと24mmの広角“バリオ・ゾナーT*”レンズを搭載した“プレステージサイバーショット”『DSC-R1』と、40GBのHDDを内蔵したポータブル型フォトストレージ『HDPS-M10』を11月18日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『DSC-M2』が5万円前後、『DSC-R1』が12万円前後、『HDPS-M10』が3万円前後。

『DSC-M2』
『DSC-M2』

『DSC-M2』は、有効510万(総530万)画素の1/2.5インチSuper HAD CCDと光学3倍のカール ツァイス“バリオ・テッサー”(焦点距離f=6.33~19.0mm:35mmフィルム換算で38~114mm、F3.5~4.4)を搭載し、最大で2592×1944画素の静止画と、VGA(640×480画素)で毎秒30フレームの動画を撮影できるのが特徴。モニター用液晶パネルには晴天時の視認性を高めた2.5インチハイブリッドTFT液晶(12万3000画素)を採用し、モニター部はふちを軽く押すことで90度横にスライドして電源が入るようになっており、前後方向に回転させ“自分撮り”も可能。本体には“PHOTO(静止画)”“MOVIE(動画)”“MODE(再生)”の大きな操作ボタンと、画像再生をスムーズに行なえるようにする“シャトルキー”が用意されている。動画にはMPEG-4方式の“MPEGムービー4TV”を採用し、容量が2GBのメモリースティック PRO デュオ『MSX-M2GS』ではVGA(毎秒30フレーム)で約92分、QVGA(320×240画素/毎秒15フレーム)では約17時間11分の記録が行なえる。接写機能として、最短撮影距離が1cmの“拡大鏡モード”を搭載しており、実際の被写体の約3.5倍(液晶ディスプレー上)の大きさで撮影することもできる。

独自の機能として、撮影した写真や動画を自動保存する“ポケットアルバム”を搭載しており、撮影したオリジナルの画像とは別にVGAサイズで最大約1100枚まで内蔵メモリーに保存できる。保存されている画像は月単位/日単位でサムネイル表示でき、シャトルキーでブラウズできるようになっている。記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオを利用する。インターフェースは、USB 2.0(Hi-Speed)、AV出力(ステレオ音声)、DC入力に対応。電源はリチウムイオン充電池“インフォリチウム”『NP-FT1』を利用する。本体サイズは幅51.2×奥行き32.4×高さ123.1mm、重量は約180g(バッテリー/メディア/リストストラップ込みで約210g)。本体カラーはホワイト/ピンク/シルバーの3色をラインアップする。

アプリケーションとして、静止画/動画編集ソフト『Picture Package Ver. 1.2.1 for DSC-M2』や動画編集/DVD作成ソフト『Nero Vision Express3』が同梱される。『Picture Package Ver. 1.2.1 for DSC-M2』を利用すれば、メモリースティックやポケットアルバムに保存した画像にBGM(プリセット4曲/入れ替え可能)を付けて再生する“音楽つきスライドショー”の作成も可能。そのほか、オプションとして、本革のソフトキャリングケース『LCS-MHB(B/P/C)』を同時に発売する。価格は4200円。

『DSC-R1』
『DSC-R1』

『DSC-R1』は、“サイバーショット”『DSC-F828』の約5倍の面積(21.5×14.4mm/アスペクト比3:2)を持つ有効1030万画素(総1080万画素)の大判CMOSセンサーと、35mmフィルム換算で広角の24mmから120mmまでの焦点距離(f=14.3~71.5mm/F2.8~4.8)を持つカール ツァイス“バリオ・ゾナーT*(スター)”レンズ(非球面レンズ4枚を含む10群12枚構成)を搭載したハイエンドモデル。最大記録サイズは3888×2592画素で、記録形式はJPEG/RAW。記録メディアにはメモリースティック(デュオ/PRO/PRO デュオ)とマイクロドライブ/CFが利用できる。起動時間は約0.68秒、レリーズラグは約0.0075秒、シャッターラグは約0.29秒、撮影間隔は約1.03秒。

撮影モードは、プログラムオート/シャッタースピード優先/絞り優先/マニュアルを選択でき、シャッタースピードは絞り優先で8~1/2000秒、シャッタースピード優先で30~1/2000秒を設定できる。シーンセレクション(夜景/夜景+人物/風景/ポートレート)も用意されている。ホワイトバランスは自動/太陽光/曇天/蛍光灯/電球/フラッシュ/ワンプッシュが用意され、自動以外は±3ステップの微調整が可能。ISO感度は160から3200まで対応する。カラーモードには、標準色を再現する“スタンダード”、鮮やかで深みのある色を再現する“ビビッド”、素材感/忠実性を重視した“Adobe RGB”が用意されている。

ビューファインダーは電子式で0.44インチTFT液晶(23万5000画素)/視野率100%のものを、モニター用液晶パネルは2.0インチで13万4000画素(視野率100%、輝度600cd/m2)のフリーアングルタイプのものを搭載する。モニターモードには、露出設定/シャッタースピード/ホワイトバランスなどの設定に忠実な画像を映し出す“プレビューモード”と、液晶パネル上の画像を明るくして視認性を高めることで夜間や暗い室内で被写体や構図を確認しやすくする“フレーミングモード”を利用できる。そのほか、スローシンクロには、先幕シンクロのほか、シャッターが閉じる直前にフラッシュを発光する“後幕シンクロ”が搭載されている。

インターフェースは、USB 2.0(Hi-Speed)、ビデオ出力、DC入力、ACC端子を装備する。電源は“インフォリチウム”『NP-FM50』を使用し、メモリースティックで約500枚、マイクロドライブで約460枚の連続撮影が可能(CIPA規格)。

本体サイズは幅139.4×奥行き156.9×高さ97.7mm、重量は約926g。付属するアプリケーションは、Windows用が『Picture Package Ver.1.6』、静止画/動画編集&管理ソフト『ImageMixer VCD2』、RAW画像処理ソフト『Image Data Converter SR Ver.1.0』、ドライバーソフト『USB Driver』で、Macintosh用が『ImageMixer VCD2』『Image Data Converter SR Ver.1.0』。製品パッケージには、ACアダプター、AV接続ケーブル、USB接続ケーブル、ショルダーストラップ、レンズキャップ、レンズフードなどが同梱される。

同時発売予定のアクセサリーには、0.8倍のワイドコンバージョンレンズ『VCL-DEH08R』(3万7800円)、1.7倍のテレコンバージョンレンズ『VCL-DEH17R』(3万7800円)、コンバージョンレンズを装着するためのレンズアダプター『VAD-RA』(7350円)、撮影距離が約33cmのクローズアップレンズ『VCL-M3367』(1万2600円)、円偏光フィルター『VF-67CP』(1万500円)、NDフィルター『VF-67ND』(6090円)、MCプロテクター『VF-67MP』(5460円)、ハードキャリングケース『LCH-RA』(2万6250円)、ジャケットケース『LCJ-RA』(6300円)。

『HDPS-M10』
『HDPS-M10』

『HDPS-M10』は、40GBの2.5インチHDDを内蔵し、メモリースティック(デュオ)用とコンパクトフラッシュ(Type I/II)用のスロット、USB 2.0(Hi-Speed)インターフェースを搭載したバッテリー駆動可能なフォトストレージ。転送速度は毎秒3MB。HDDやバッテリーの残量表示や、転送の進行状況などを表示するためのディスプレーは白黒反転液晶で、全角10文字×4行の表示が可能(27×14mm)。電源はリチウムイオン充電池かACアダプター(AC100~240V入力、DC5.2V出力)を利用する。消費電力は最大7.5W。リチウムイオン充電池では1GBのメモリーカードのデータを連続約15回保存できる。本体サイズは幅135×奥行き92×高さ30mm、重量は約300g。対応メディアはメモリースティック(デュオ/PRO/PRO デュオ)とCF/マイクロドライブ。対応OSはWindows XP/2000 Professional(SP4以降)/Me、Mac OS X 10.3以降。画像をカレンダーで管理できるソフト『Photo Diary』、キャリングケース、ハンドストラップが同梱される。

同社では『DSC-M2』の発売に合わせて、『DSC-M2』カスタマー登録者限定セミナー“「M2」をもっと楽しく使いこなす!”を開催することも発表した。11月9日より順次開催するという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン