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Mebius PC-WA70K

Mebius PC-WA70K

2005年09月12日 00時00分更新

文● 伊藤 裕也

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Mebius PC-WA70K

シャープ

オープンプライス

Mebius PC-WA70K
写真1 スタイリッシュなデザインのPC-WA70K本体。ボディはUVコーティングで保護されており、汚れにも強い作りになっている。なお、写真はすべて試作機のものであり、製品版とは異なる場合がある。
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 シャープのパソコンブランド“Meibus”に、今秋より新しいラインナップとして“WA”シリーズが追加された。WAシリーズは、汚れが付きにくいというUVコーティングの施されたスタイリッシュなデザインの本体に、15.4インチのワイド液晶パネルを搭載する2スピンドルノートだ。Mebiusの現行モデルには13.3インチのワイド液晶パネルを採用するモバイルノート“MW”シリーズがあるが、WAシリーズはその横幅と奥行きを一回り大きくしたものと考えればイメージしやすいだろう。シャープではこのシリーズを“コンパクトAVノート”と位置づけ、TVチューナー搭載モデル(無線LAN非搭載)の「PC-WA70K」、TVチューナーに代えて無線LAN搭載の「PC-WA50K」という2モデルを発売する。ここでは、TVチューナー搭載の上位モデル「PC-WA70K」(以下WA70K)を紹介しよう。



キーボード
写真2 キーボードはAVノートの上位モデル“XG”シリーズと同一のものを採用。キートップが大きく入力しやすい。

 WA70Kは、354(W)×253(D)×33(H)mmと、一般的なA4ノートパソコンより横幅はありながらも厚みを抑えたスリムなボディーに、地上アナログ放送(VHF/UHF/CATV対応)のTVチューナーを搭載するのが特徴だ。冒頭ではワイド&モバイルモデルのMWシリーズを引き合いに出したが、WA70Kでは液晶パネルのサイズが一回り大きいことなどからその重量は約2.8kg。かばんに入れて毎日持ち運ぶのはやや厳しいが、ちょっとした移動などにはラクラク対応できる。加えて、奥行きが短めになっていることから設置する際にもスペースに困ることが少ないだろう。例えば自室のデスクからリビングのテーブルへと、家の中で場所を移動しながら使い続けたいといった状況では大いに有効だ。



当初掲載しておりました写真とキャプションによる説明の中に、製品とは異なる部分がありましたので、当該写真および記述を削除いたしました。(2005年9月12日)

 液晶パネルは15.4インチワイドの高輝度ピュアクリーン液晶で、表示解像度は1280×800ドット。一般的なノートパソコンの解像度であるXGA(1026×768ドット)と比較すると、1画面に約1.3倍の情報を表示できる計算になる。特に本機種では、TVウィンドウを表示する際にほかのアプリケーションを隠すことなく表示できるなど、スクリーンの効率的な活用が可能だ。TV以外でもExcelで大きな表を扱う場合などに便利で、WAシリーズに共通する最大のポイントといえる。

ACアダプター
写真6 コンパクトで持ち運びにも、机などに置くにも邪魔にならないACアダプター。

 パソコンとしての基本的なスペックは、CPUが低電力モバイルSempron 2800+でチップセットはRADEON XPRESS 200M。メインメモリは標準でDDR SDRAMを512MB(最大2GB)搭載する。ビデオはチップセット内蔵だ。HDDは80GB(UltraATA/100接続)で、光ドライブはDVD-RAMを最大5倍速で書き換え可能なDVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブとなっている。ネットワーク関連は10/100BASE-TX対応のEthernetポート×1を搭載(モデムと無線LANは搭載しない)。TVの視聴・録画に対応していることを考えるとHDDは80GBよりもう少しほしいところだが、記録型DVDドライブを内蔵するため、長期保存したい番組などはDVD-Videoなどに書き出すこともできる。全般に充実したスペックといえよう。

 WA70KならではのポイントであるTVチューナーは、アナログ地上波対応で、録画はソフトウェアによるリアルタイムMPEG-2エンコードで行なう。10bit A/Dコンバーターやダイレクトオーバーレイ(エンコードせずに入力信号を直接ビデオメモリに展開する)など、高画質化のための工夫を取り入れている。映像入力はTVアンテナからの入力のみで、外部ビデオ入力端子は搭載しない。

液晶パネルを閉じたところ
写真7 液晶パネルを閉じたところ。ヒンジ部近くにある3つのランプ(LED)は、バッテリなどのステータスを表示するためのものだ。

 TV視聴・録画はプレインストールのインタービデオ「WinDVR」で行なう。録画設定は3モードが用意され、ビデオビットレートはそれぞれ8/4/2Mbpsとなる。4Mbpsの設定では、内蔵HDDに最大33時間の録画が可能。録画予約はiEPGに対応し、ソニーが運営するTV番組情報サイト“TV王国”などを使って手軽に予約が行なえる。

 実際に借用した試作機でTV番組を視聴したところ、10bit A/Dコンバータやダイレクトオーバーレイの採用により、例え番組の録画中であってもブロックノイズのない良好な映像で楽しめた。ただ、TVの視聴・録画機能をよりリラックスして楽しむには、XGシリーズと同様にリモコンを添付してほしかったところだ。

本体前面 本体背面
本体前面にはオーディオ・マイクといったポートに加え、USB×1、IEEE1394×1を搭載する。ここにケーブルを接続した場合、手のひらをキーボードの手前側に置いた際にケーブルを腕にあててしまうことがあるかもしれない。キーボードを用いる際に手を浮かせているスタイルの人には関係のない話ではあるが、人によっては気になるところだろう。本体背面にはUSB×2と電源ポートを搭載。盗難防止のためのホールももちろん設けられている。
写真8、9 本体前背面。

 価格はオープンプライスで、シャープのオンラインストア“SHARP PC ONLiNE”では17万9802円での販売を予定している。画面サイズに比べて(特に奥行きが)コンパクトな本機は使う場所を選ばない。無線LAN機能は内蔵しないので、PCカードなどで別途用意する必要があるが、ベッドやソファーでのんびりした姿勢で使ったり、キッチンで作業しながら合間にDVD-VideoやTV番組を楽しむ――そういった用途にはまさにピタリのノートといえる。また、表示解像度の高さもビジネス/ホビーとさまざまな場面で大いに魅力だ。気軽にオーディオビジュアルを楽しみたい人をはじめ、広いデスクトップを必要とする人にオススメしたい。

本体左側面 本体右側面
アナログRGB出力をはじめ、アンテナからのTV入力やネットワークポート、PCカードスロットを搭載している。なお、TV入力はミニポートで、一般的なFプラグをそのまま接続することはできない。接続には付属の変換アダプタが必要だ。光メディアドライブはDVD±R DL(デュアルレイヤー)対応のDVDスーパーマルチドライブ。DVD-RAMの書き換えを最大5倍速で実行できるドライブを採用している。
写真10、11 本体左右側面。
Mebius PC-WA70Kの主なスペック
製品名 PC-WA70K
CPU 低電力モバイルSempron 2800+-1.60GHz
OS Windows XP Home Edition SP2
メモリ(最大) DDR SDRAM 512MB(2GB)
チップセット ATI RADEON XPRESS 200M
液晶/解像度 15.4インチ/1280×800ドット
ビデオ チップセット内蔵
HDD 約80GB
TVチューナー 地上アナログ放送(VHF/UHF/CATV対応)
光学ドライブ DVD-R DL対応DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R DL2.4倍速、DVD-R DL2倍速、DVD-RAM5倍速、DVD±R8倍速、DVD±RW4倍速)
カードスロット PCカード TypeII×1
通信 10/100BASE-TX
I/O USB 2.0×3、IEEE 1394(4ピン)×1、外部ディスプレイ出力端子、オーディオ入出力など
バッテリ駆動 約1.7時間
サイズ 約354(W)×253(D)×33.0(最薄部27.8)(H)mm
重量 約2.8kg

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