1枚のマザーボードでLGA775とSocket 939が使用可能!! ECS製“ハイブリッド”マザー「PF88(1.1)」とライザーカード「A9S」の販売が始まる!
2005年09月01日 22時47分更新
LGA775とSocket 939が1枚のマザーボードで使用可能というユニークな製品「PF88(1.1)」がECSから発売された。LGA775対応のマザーボードに、Socket 939を備えたライザーカード「A9S」を装備することでAMD系CPUも使用できるという製品だ。
LGA775対応のマザーボード「PF88(1.1)」に、Socket 939を備えたライザーカード「A9S」を装備することでAMD系CPUも使用できる |
Socket 939を備えたライザーカード「A9S」 |
この製品は今年4月にサンプル版が展示され話題となったマザーボード。チップセットに“SiS656”+“SiS965”を搭載したLGA775対応の製品だ。注目はマザーのほぼ中央、2本のPCI Express x16スロットの間に同社が“Elite Bus slot”と呼ぶ専用スロットを搭載しているところで、ここにライザーカード(パッケージにはプラットフォームコンバーターカード「A9S」と記載)を装着するとSocket 939対応マザーに早や変わりという仕組みだ。
このライザーカード「A9S」は表面にSocket 939やDDR DIMMスロット×2を、裏面にヒートシンクを備えたNorth bridge“SiS756”を搭載している。ポイントはマザーのSouth bridge(ICH)である“SiS965”を共有するところで、同チップに接続される機能がLGA775/Socket 939どちらの環境でも使用できるという。
主な仕様は、オンボードインターフェイスにIEEE1394、8chサウンド、ギガビットイーサネット、Serial ATA(RAID)×4、Serial ATA II(RAID)×2を搭載。拡張スロットは、PCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI×3、DDR2 DIMM×4(DDR2-667/4GBまで)という構成。なお、ライザーカードを装備すると“Elite Bus slot”上部のPCI Express x16が使用できなくなるために、Socket 939使用時は同スロット直下のPCI Express x16を使用するようになっている。対応CPUはFSB533/800/1066MHzのPentium 4およびPentium D、ライザーカード使用時はAthlon 64/FXとなる。
その他、同社によるとPenium Mを使用できる「I9S」(仮称)や、Turion64対応予定のソケット754コンバータ「A4S」(仮称)の発売も予定しているという。各ショップの価格/予価は以下の表の通りだ。
共有されるSouth bridge“SiS965” | ブラケット部。オンボードインターフェイスは豊富だ |
価格/予価 | ショップ |
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ECS 「PF88(1.1)」 |
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\13,800 | 高速電脳 |
\13,980 | ツクモパソコン本店II |
\14,680 | TWOTOP秋葉原本店(明日から販売予定) |
\14,800 | Oneness(明日から販売予定) |
価格未定 | ドスパラ本店(明日から販売予定) |
ECS 「A9S」 |
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\6,980 | 高速電脳 |
\6,980 | Oneness(明日から販売予定) TWOTOP秋葉原本店(明日から販売予定) |
価格未定 | ドスパラ本店(明日から販売予定) |
価格未定 | ツクモパソコン本店II |