プラネックスコミュニケーションズ(株)は26日、VRRP機能を搭載した無線LANブロードバンドルーター『BRC-W14VG』を9月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。直販サイト“PLANEX Direct”では2万4800円で販売する。
『BRC-W14VG』 |
『BRC-W14VG』は、複数のルーターを多重化するプロトコル“VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)”に対応し、利用中の1回線が切断されても、別の回線に自動で切り替えられるのが特徴(VRRPを利用するには『BRC-W14VG』やブロードバンドルーター『BRC-14VG』などが2台必要)。
無線LAN機能は、IEEE 802.11g準拠で、米アセロス・コミュニケーションズ社の高速化技術“Super G”と無線LAN距離延長技術“eXtended Range(XR)”に対応。無線LANアクセスポイント機能やWDS機能(リピーターモード)を搭載し、セキュリティー機能は、152bit/128bit/64bit WEP、WPA(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、IEEE 802.1xをサポートしており、ステルスモード(Any拒否/SSID隠蔽)、MACアドレスフィルタリング、電波出力設定(4段階)などを搭載する。
ブロードバンドルーターとしての機能は『BRC-14VG』とほぼ同等で、IPv6ブリッジ機能、 IPsec(3DES)時のスループットが最大約45MbpsのVPN(IPsec/PPTP)機能、USBプリントサーバー機能、USB接続のHDDを NAS(Network Attached Storage)として利用できる機能、USBウェブカメラを利用したリアルタイム映像配信機能などを搭載する。
インターフェースは、WANが10/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X対応)、LANが10/100BASE-TX×4(Auto MDI/MDI-X対応)、USB 2.0×2を装備する。電源はACアダプターを利用し、消費電力は約8.3W。本体サイズは幅30×奥行き150×高さ200mm、重量は約522g。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 8.x/9.x、Mac OS X。保証期間は1年間。