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踊る! マイクロソフト連――徳島&高円寺、阿波踊りの暑い夏

2005年08月29日 23時59分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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おどりにマイクロソフトらしさを加えたい

ところで阿波おどりをするIT系企業といえば、徳島に本社を構える(株)ジャストシステムが有名だろう。米国で開かれたJava開発者向けのイベント“JavaOne”の発表会では、社長の浮川和宣氏や社員が阿波おどりを披露したという。そこで「おどりの上手さはジャストシステムと比べてどうか?」といじわる(?)な質問を宗像氏にしたところ、「下手です、多分。徳島の皆さんは半端でないくらい練習をしているので、それと比べたらとんでもない」と恐縮した。しかし「今年の徳島市 阿波おどりに参加した企業連の中で、マイクロソフト連は一番大規模だった。個々のおどりはまだまだだが、雰囲気は十分にあったはずだ」と勢い付いた。

また、“勝つまでやめない”イメージのあるマイクロソフトだが、「阿波おどりも勝つまでやめないか?」と質問したところ、「そんなの全然ない。1回踊るとわかるけれども、そういうことは全然考えていない。阿波おどりでは、“マイクロソフト”じゃなくて、“踊る阿呆”になっている」と宗像氏は笑いながら答えた。

2006年の阿波おどりの目標について宗像氏は「2005年は、“男おどり”に加えて“女おどり”が増えて、おどりに幅が出た。2006年は、“男おどり”にマイクロソフト連らしい“動き”が付けられたら嬉しい」と語った。阿波おどりで、おどりの最中に一種のフォーメーションを組んだり、独自の動きを取り入れたりして特徴を出している連もあるが、それは熟練した連のこと。スタートして間もないマイクロソフト連にとっては、非常に大きな目標だ。

高円寺の阿波おどり(女おどり) 高円寺の阿波おどり(女おどり)
今年から加わった“女おどり”。阿波おどりには“男おどり”と“女おどり”という2つのスタイルがあり、衣装も異なる。豪快な“男おどり”に対し、“女おどり”はしなやかな動きが特徴だ


高円寺では記念撮影を求める観客も

阿波おどり部代表の細野裕平氏
阿波おどり部代表の細野裕平氏(OEM営業本部)。写真は2005年の高円寺の阿波おどりから

毎年の阿波おどりの集大成は、東京高円寺阿波おどりだ。JR中央線の高円寺駅周辺で、今年は8月26日~28日に開催され、マイクロソフト連は27日に参加した。前述のように高円寺の阿波おどりでマイクロソフト連として出場しているのは、有志による阿波おどりクラブ。今年は、助っ人の鳴り物(楽器)を加えて約50人が集まった。

東京高円寺阿波おどりでは、高円寺の南口と北口に広がる繁華街をほぼ一周するのだが、手を伸ばせば踊り手に触れるほど、観客と踊り手との距離が近い。マイクロソフトと阿波おどりのギャップが面白いのか、記念撮影を求める観客もいたのが印象的だった。また「マイクロソフトっていうと、社長は“ソンさん(孫 正義氏のことか)”かい?」と尋ねられる一幕もあり、同社の一般に対する認知度は都市部でもまだまだこれからのようだ。イベント終了後に代表の細野氏におどりのできを尋ねたところ、「今までで一番よい出来だった! 上手くなった!! 来年はもっと上手くなって帰ってくる!」と興奮冷めやらない様子で総括した。



高円寺に参加した約50人
2005年の高円寺の阿波おどりの参加者。このメンバーに鳴り物の助っ人を含め、約50人で踊った
高円寺の阿波おどり(男おどり) 高円寺の阿波おどり(男おどり)
高円寺の阿波おどり(男おどり) 高円寺の阿波おどり(男おどり)
高円寺の阿波おどり(男おどり) 高円寺の阿波おどり(男おどり)
マイクロソフト連の揃いのはっぴも汗でびっしょり。とにかくすごい熱気なのだ。途中で色んな人に「踊れ」「踊れ」と言われたが、誘惑に負けずにシャッターを切り続けた。来年は踊ってみたい


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